派遣登録で印鑑を忘れた場合の対応は?シャチハタでも大丈夫?
今回は派遣登録時の印鑑について挙げてみたいと思います。
どのような手続きにおいても、印鑑が必要とされるケースは多いものですね。
最近ではペーパーレス化が進む中、印鑑を使うシーンが少なくなってきている気もしますが、とは言えまだまだ使用する機会があります。
派遣の登録時には幾つかの必要書類がありますが、その中の1つとして印鑑を持ってくるように指示される事があります。
それでは派遣登録で印鑑が必要とされるのはどのような理由があるのでしょうか。
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目次
派遣登録で印鑑が必要な理由?
派遣登録で印鑑が必要とされるのは、書類への捺印のためです。
当たり前と言えばそうなのですが、派遣会社に登録をする際には幾つかの書類への署名・捺印を求められる場合が多く、その際に印鑑が必要となります。
それではどのような書類に印鑑を押印する必要があるのでしょうか。
あくまで派遣会社によっても異なりますが、以下のような書類に捺印を求められる場合があります。
- 個人情報取り扱いの同意書
- 機密情報保持
- 雇用契約書
- 交通費支給の申請書
- 給与所得者の扶養控除等申告書
- 誓約書
一般的には上記のような書類への署名・捺印を求められる事があります。
それらをあなたが確認し、確認しましたという証拠のために捺印をしてもらう事になります。
書類の内容を確認し、特に不明な点や不安に思う記載がなければ、きちんと署名・捺印をしておくようにしましょう。
参考記事:派遣社員が個人情報を流出したらどうなる?
派遣登録時はシャチハタでもOK?
それでは派遣登録時に持参する印鑑はシャチハタでもOKなのでしょうか。
確かにシャチハタであれば朱肉も不要ですし、持ち運びにも便利ですよね。
答えとしては、派遣登録時にシャチハタで良いかどうかは派遣会社によって異なります。
一部シャチハタでも可能な派遣会社もありますが、一般的にはシャチハタは使用できないと考えておいた方が良いでしょう。
シャチハタがNGな理由としては以下のような点が挙げられます。
- 経年劣化により印影が変わる可能性
- インキが薄くなる可能性
- 大量生産で同じ印影のものがある
そのため特に大切な書類などはシャチハタNGとされるケースが多いのですね。
ちなみにシャチハタというのは、元々が製品名であった訳ではなく「シャチハタ株式会社」という会社名であったそうです。
派遣会社でシャチハタOKとされている場合を除き、基本的には通常の印鑑(三文判など)を持参していくようにしましょう。
派遣登録時の印鑑は認印?実印?銀行印?
派遣登録時に持参する印鑑はどのような印鑑を持っていけば良いのでしょうか。
一般的には印鑑には以下のようなものがあります。
- 実印:役所で印鑑登録された印鑑
- 銀行印:金融機関の口座開設の際に届け出た印鑑
- 認印:登録や届出をしていない印鑑
この中で派遣登録で持っていくのは認印でOKです。
銀行印を持っていく人もいるかもしれませんが、銀行引き落としの手続きが必要な訳ではないので、認印で足ります。
認印は100円均一やホームセンターなどで購入できる三文判で大丈夫ですので、もしまだ持っていない方はこの機会に購入しておくのも良いかもしれませんね。
三文判:安く売られている大量生産のハンコ
ちなみに三文判の「三文」とは、もともと江戸時代以前の一文銭という通貨3枚分(三文)のことのようです。
三文程度の安い金額で購入できるハンコという事のようですね。
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派遣会社によって印鑑の有無は違う?
実際の派遣登録では、本当に印鑑が必要なのでしょうか。
登録時に印鑑が必要かどうかは、派遣会社によって様々です。
参考としてここでは大手派遣会社HPから登録時の持ち物を見てみます。
登録時の持ち物
テンプスタッフ | 印鑑の記載なし (持ち物:本人確認書類・銀行口座の通帳もしくはカード・職務経歴書(登録情報の事前入力シート」を入力できない場合)) |
リクルートスタッフィング | 印鑑の記載なし (持ち物:本人確認書類・自身の経歴がわかるもの・キャッシュカードもしくは通帳) |
マンパワー | 印鑑が必要 (持ち物:印鑑(シャチハタ可)・本人確認書類) |
スタッフサービス | 印鑑が必要 (持ち物:印鑑・本人確認書類・職務経歴メモ・予約ID・パスワードの控え) |
※各社のHP上の情報を元にしていますので、登録時には改めて派遣会社にご確認をお願いします。
上記のように派遣会社によって印鑑が必要な場合とそうでない場合があるようですね。
もし印鑑の持参が必要な場合にはあらかじめ用意をしておきましょう。
派遣登録で印鑑を忘れた場合は?
それでは派遣会社への登録時に、印鑑を忘れてしまった場合はどうすれば良いでしょうか。
一般的には以下のような対応が考えられます。
- 家まで取りに行く
- 派遣会社に連絡をし、対応を仰ぐ
- 途中で店舗で購入する
- 派遣登録の時間帯をずらしてもらう
- 書類を持ち帰り、後日郵送する
他にも手段はあるかもしれませんが、上記のような方法が考えられます。
基本的には時間的に間に合うようであれば途中で印鑑を購入する等し、もし間に合わないようであれば派遣会社に連絡をして対応を仰ぐといった方法が無難なように思われます。
当日に印鑑忘れに気付くことのないよう、前日には登録時の持ち物をしっかりとチェックしておきたいですね。
またもし派遣会社に登録に行く時間がない・来社が面倒という方は、来社不要の派遣会社を検討するという方法もありますよ。
参考記事:「来社不要」で登録ができる派遣会社
印鑑は悪用されない?
派遣登録をする際に印鑑の持参を求められた場合、中には「悪用されるのでは?」と勘繰ってしまう人もいるのかもしれません。
ですが書面に捺印したからと言って、当然に派遣会社がその印影を悪用するような事はありませんし、また派遣会社が印鑑を預かるような事ももちろんありません。
これがもし実印であれば、印鑑証明書+実印があれば悪用される可能性もゼロではないと思いますが、三文判は近所の100円均一で誰でも購入できるものであり、そもそも何も登録がされていない印鑑なので、本人であることの証明にはほとんどなりません。
その三文判が銀行印であったりあなたの個人情報が詳しく分からなければ悪用されるようなことは考えにくいかと思いますので、書類をきちんと確認して記載内容に問題がないようであれば署名・捺印をして、派遣登録の手続きをしっかりと済ませておきたいですね。
まとめ
派遣登録時の印鑑について幾つか触れてみました。
派遣登録時に印鑑の持参を求められるケースは、会社によって様々です。
また形が小さいものですので、時には忘れてしまったり紛失してしまったりする事もあると思います。
ですが印鑑1つが原因で登録会がスムーズに受けられなければ、せっかくの機会を無駄にしてしまう事にもなり兼ねません。
事前にしっかりと準備をして派遣の登録会に臨みたいものですね。
またこれから派遣登録を考えている方は、まず派遣会社選びからする必要があります。
派遣会社によって求人数やフォロー体制は異なりますし、時給などの待遇面ももちろん違います。
こちらの記事でもお勧めの派遣会社についてご紹介していますので、参考にしてみてください。
参考記事:おすすめの派遣会社はこちら
自分に合った派遣会社を選んで、希望通りのお仕事を見つけたいですね。
今回は派遣登録の印鑑について挙げてみました。
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