同じ派遣先なのにスタッフ間で時給が違うって?

同じ派遣先なのにスタッフ間で時給が違うって?

 

今回はスタッフ間の時給について挙げてみたいと思います。

派遣社員として就業する上では時給等の待遇面は生活に直結する大切な問題です。

例えば週5で1日8時間労働とすれば時給が100円違うだけでも月換算では給与が2万円弱

変わってきます。派遣社員として働いていると同じ派遣先なのに派遣会社毎に時給が違ったり

同じ派遣先へ同じ派遣会社から派遣されているのにスタッフ間で時給が異なるといったケースが

起こる場合もあります。このような場合についてスタッフは時給を平等にしてもらえるのでしょうか。

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同じ派遣先で派遣会社毎に時給が違う場合

1つの派遣先へ複数の派遣会社からスタッフが派遣されているケースはあります。

特に急な人員の確保が必要な場合や大きなプロジェクトで多数のスタッフの確保が必要な場合など

複数の派遣会社へ依頼をかける派遣先もあるでしょう。このような時に派遣会社毎に時給が異なる

というのはよくある事です。なぜこのような時給の差が生まれるのかと言えば、やはり派遣会社間の

営業力の差が原因の1つとして挙げられます。各派遣会社が派遣先と派遣料金等について交渉をしますが

営業力の差から各社に派遣料金のバラつきが生じてしまう事はよくあります。またその派遣会社の規模

(ネームバリュー)やその派遣会社から何人のスタッフを派遣するかのボリュームによって料金の差が

生じる事もあります(多数のスタッフを派遣する代わりに単価を下げる等)。ただ派遣先と派遣会社との

派遣契約にしろ派遣会社とスタッフとの雇用契約にしろ、個別の契約になるので派遣会社毎に時給が異なる

のは法に触れるような話ではなく、契約内容も基本的には自由です。その為、他の派遣会社と同等程度の

時給に上げてもらえるケースがあるとすればスタッフの方から派遣会社へ交渉を持ち掛ける以外には

ありません。また契約期間中では条件変更が難しいので契約更新時などに話を持ち掛けてみるのが

有効かと思います。また派遣会社としても時給が原因で派遣先を抜けられるのは痛い部分もあり、

同じ派遣会社の同僚等で同じように時給が低い人がいれば、1人で交渉するのではなく出来れば複数人で

交渉をしてみるのが効果的と言えるでしょう。

一概には言えませんが待遇面で言うと、やはり大手派遣会社の方が好条件である傾向が多いように思います。

こちらの記事でも大手派遣会社をまとめていますので気になる方はご参考にしてみてください。

※参考 大手の派遣会社一覧(業種別)

同じ派遣先で同じ派遣会社なのに時給が違う場合

同じ派遣先でしかも同じ派遣会社から派遣されているのにスタッフによって時給が異なるケースというのも

あります。同じ就業開始日で同じ派遣会社のスタッフ間で時給が異なる事は少ないものですが、例えば

その業務の経験者と未経験者で時給が異なるケースや、締切間近でスタッフの募集状況が芳しくなく

派遣会社が時給を上げ、初期に応募したスタッフと後期に応募したスタッフとで時給差が生じてしまう

ケース等が考えられるでしょう。時給等の条件面はそのスタッフの経験やスキル、適性・任せる業務等を

考慮して派遣会社が条件を提示し、その条件に対してスタッフの同意があって初めて契約が成立します。

これもやはり同じ派遣会社とは言えスタッフそれぞれと個別の契約になるので時給が異なるというのは

ルール違反とも言えません。逆に言えば経験者の時給が高いという事は未経験者でもキャリアを積めば

そのくらい時給が上がる可能性があるという事は言えるかと思います。

一方で経験やスキル・担当する業務等の環境が全く同じなのにスタッフ間で時給が異なるケースがあれば

それは問題が生じる可能性があります。例えば年齢や性別・社会的な身分の差・組合加入の有無によって

時給に差が生じているとすれば差別的な扱いをされている事も考えられます。このような差別で賃金に

差を生じさせる事は職安法で禁止されていますので、どのような事を理由に時給に差が生じているのかを

担当者に確認してみる事も時には必要かと思います。またうるさい派遣社員を契約解除する等の措置を

取る派遣会社があったとしても、派遣法では苦情の申し立て等を理由としたスタッフへの不利益な扱いを

取る事を禁止していますので、明らかに差別的な理由がある場合にはその根拠を問いただしてみる事も

必要でしょう。

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自分なりの線引きを

一方で賃金の交渉はシビアな問題でもあるので、自分がどこまでを許容範囲とするのかも大切です。

例えば同僚との時給の差が50円だった場合、どうしても納得が出来ないようであれば多少リスクを背負って

派遣会社と交渉する人もいれば、50円位の差であれば割り切って仕事に専念したいという考え方の人も

いるでしょう。経験が豊富な人もいると思いますがやはり社会で働く上ではルール・法律通りに行かない事も

多々あるものです。自分が許容出来るかどうか、どの辺に線引きを置くかによって考え方も変わってくるかと

思います。確かに多くの人が働く中でルールは大切であり、それを遵守する事が基本ではありますが、

派遣社員として就業する以上はそこには契約があり、その内容は会社間やスタッフ間で異なる

ケースがあるのはある意味自然な事です。他者と時給を比較するよりも自分に提示された時給と業務内容が

対価として見合っているかどうか・モチベーションを持って仕事に取り組めるか等を中心として考える方が

派遣のお仕事も積極的に取り組めるのかもしれませんね。

派遣会社の選び方

同じ派遣先にいても、派遣会社によって時給が異なるケースというのは、珍しい事ではありません。

会社毎の派遣先との調整や契約条件などによって時給が違うといった事はよくあります。

大抵はスタッフ間でそのような話をする事はNGになっている事も多いですが、誰でも時給が高い方が嬉しいに決まっています。

 

出来るだけ高めの時給で勤務を希望するのであれば、「大手」の派遣会社に登録をする事をお勧めします。

案件にもよりますので一概には言えませんが、やはり中小零細会社よりも大手会社の方が時給が高めの案件が多いのは確かかと思います。
時給に関わらず大手会社の方が様々な点で優遇されている事が多いものです。

当サイトでもお勧めの派遣会社を幾つか紹介していますのでご覧になってください。

参考記事:おすすめの派遣会社はこちら