医療事務でおすすめの派遣会社は?仕事内容も解説
今回は派遣の医療事務のお仕事について挙げてみたいと思います。
派遣社員として働く上でも何か手に職を付けたいと考えている人も多く、中でも人気職の1つが医療事務です。
特に今後は高齢化社会を迎えるにあたり、医療の仕事は増々増えていくと考えられており、医療事務の仕事を検討しているスタッフさんも多いかと思います。
特に医療事務は一般の事務よりも専門的な知識が必要とされており、今から知識や経験を身に付けておきたいと考えている人も多い事でしょう。
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目次
医療事務の仕事をするには?
では医療事務の仕事に就くにはどうすれば良いでしょうか。
医療事務と言うと医療の特別な資格が必要なイメージもありますが、実際には資格は特に必要はありません。
派遣会社に登録をしても、実際に未経験OKな医療事務の仕事はあります。
ただし専門的な知識を必要とする事が多いため、その知識を証明するために資格を取得する人は多くいます。
また資格を取得しておくと採用の際に有利に働いたり、給料が高くなったりするケースもあります。
例えば以下のような資格の取得を検討する人が多いです。
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 診療情報管理技能認定試験
- 医療秘書技能検定
これらは民間資格となっており専門学校等に通う人もいれば通信制のスクールに通って取得方法は人によって様々です。
これらの資格の取得方法としては3つあります。
①テキスト等を自分で揃え、独学で取得
②通信教育の利用
③専門学校に通う
スクールに通う期間としても数か月単位といったように短期間で資格取得を目指すカリキュラムも多く用意されており、今後医療事務職を長期的に考えているのであれば資格取得も併せて検討してみても良いでしょう。
求人としては当然病院などが多くなりますが、その他にも歯科医院や薬局などでも募集をしているケースもあります。
雇用形態としては正社員を始め派遣社員・パートやアルバイトといった様々な形態で募集がなされており、特に派遣社員やパート等で勤務をする場合には時間的な融通が利きやすく、家庭がある主婦の方や子供を持つママさん等も医療事務の仕事をしている人は多くいます。
派遣の医療事務の仕事内容は?
医療事務の仕事内容としては主に病院や診療所において受付・会計を担当したり、カルテの入力・レセプト・病棟クラーク業務を行うのがメインの仕事になります。
まず受付に関しては患者さんと接する機会が多く医療事務の知識だけではなくコミュニケーション力やホスピタリティも求められます。
患者さんが安心して受付ができるように接すると同時に、保険証や診察券の確認はもちろん、カルテの基本情報の登録や処方箋の説明等も行わなければなりません。
また患者さんの症状によっては熱を測ってもらう為の体温計を渡したり、問診票への記入をお願いしたりもします。
また受付は病院に来院する患者さんが最初に訪れる場所であり、病院のイメージを決定する要因になる場所でもあるため、患者さんが安心してもらえるような対応をする必要があります。
会計係は患者さんの診療内容を確認し、患者さんが負担する金額をそれぞれの保険割合にしたがって計算するお仕事です。
カルテと診療報酬点数表、患者さんが加入している医療保険をもとに請求する金額を計算し、お金を支払ってもらいます。
スピードや正確さが求められるのはもちろん、医療や保険制度などの専門知識も必要です。
レセプト業務ではかかった医療費の7割を組合や自治体に請求するために必要な書類(レセプト)を作成する業務を行います。
レセプトには患者の氏名や診療を担当した医療機関名・傷病名、処置内容や診療報酬点数などが1ヶ月分まとめて記載されています。
医療や薬に関する知識が必要とされ、レセプトを作成するにはカルテの内容もある程度理解していなければならない為、ここでも専門的な知識が必要とされます。
万一、レセプトの記載内容に間違いがあると、レセプトの再提出を求められたり、診療費用の支払いを受けられなくなる可能性があるので、正確に作業を行っていかなければなりません。
このレセプト業務が病院の経営にも大きく影響してくる為、処理に間違いは許されません。
病棟クラークは主にはナースステーション等で医師や看護師がスムーズに仕事が出来るようにサポートをするのが仕事になってきます。
病棟クラークの仕事では事務室に常駐することも多く、カルテの管理や面会受付だけではなく検査伝票、食事用意・電話応対・カルテやレントゲンの準備、検査データの準備・入院の受付など、事務作業全般をこなす必要があります。
その時の状況によって臨機応変に行動しなければならない為、知識だけではなく体力が必要とされる業務でもあります。
また最近の医療現場では自動化されている処理も多く、今までのワードエクセルといった基本PCスキルの他にも、今後はIT関連のスキルが求められてくる可能性もあります。
併せて医療事務は専門的な知識が必要なだけではなく事務処理も正確にこなし、かつ体の調子が悪い患者さんの対応をメインとするので、精神的な強さが求められる仕事と言えるでしょう。
医療事務の職場はどんな所?
医療事務とは言ってもその職場は派遣先によって様々です。
ここでは幾つか想定される職場を挙げてみます。
病院では診療データを入力したり、電子カルテの管理を行う受付や書類作成等の事務作業が主になります。
また専門の管理システムが導入されている病院も多いため、PC操作スキルが必要になってきます。
求職倍率も高いため、経験者が優遇される傾向があります。
病院と比較すると小規模の医療施設です。
病院と比較しても細かく分業化されていない所も多く、患者の対応・診察助手・電話対応・雑用など様々な仕事を1人が請け負うケースが多くなります。
臨機応変に動ける人や周囲を見ながら自発的に行動できる人が向いています。
病院と比較すると時給は低めの傾向があります。
救急病院でも通常の病院と大幅な仕事内容の違いはありませんが、やはり大きな違いは24時間体制のシフト制であるという事です。
体力的に厳しい職場も多いため、スタッフにも男性が多い特徴があります。
医療事務は調剤薬局等でも勤務する事ができます。
保険証の確認、処方せんの入力や会計・薬歴簿の作成・調剤報酬の算定などの作業がメインとなります。
近隣の病院の規模などでその繁忙度も異なってきます。
病気予防のための健康診断を行う施設で、応対するのは健康なお客様が主となります。
予約受付やレセプト業務、人間ドッグの予約管理・データの入力などが主な業務で、明るい対応が求められます。
派遣社員の医療事務の給料は?
派遣の医療事務の平均時給は都心部であれば1400~1500円の時給が支給される案件もあるものの、一般的には1100~1200円程度の時給設定が多いように思います。
通常、派遣先からの需要が多い職種は時給が上がる傾向がありますが、やはり医療事務は人気職であるだけにスタッフさんの希望者も多く、派遣職種の中でも平均的~若干低めの時給設定が多いように思います。
例えば週5日のフルタイムで勤務するとしても月給ベースで20万円に届かない事もしばしばあり、また賞与も支給されない所が多い事から収入面の安定を考えるのであれば正社員職への就業も検討する必要があります。
資格を取得していてもそれだけでは昇給に繋がることは少なく、それよりは前職の経験等が考慮されるケースが多いでしょう。
今後患者数の増加等に伴い、どれだけの求人アップが見込めるかは未知数ではありますが、今以上の大幅な時給アップは見込みにくいかと思われます。
ですがレセプトの作成や医療の知識はどの現場でも役に立つので転職時などにも潰しが効きますし、他の医療機関でもそのスキルを活かす事はできるので、今後も医療事務職の人気は継続していくでしょう。
派遣で医療事務を始めるメリット
医療事務では正社員と派遣社員の割合が多くなっています。
特に医療事務の仕事は専門的な内容も含めため、派遣として実務経験を積んでから徐々に正社員としての転職を目指す人も多いようです。
また確かに経験者や有資格者の方が優遇される傾向はありますが、未経験者でも研修を受けて働ける求人も数多くあるので、医療事務に強い派遣会社に登録をしておくと良いでしょう。
また医療事務の場合、派遣先との相性が非常に大切です。
派遣先病院等での医師や看護婦との相性もありますし、業務量にも派遣先によって雲泥の差があります。
その点でも派遣の場合には契約期間が3ヵ月程度であることが多く、様々な職場で経験を積みやすいという事も利点です。
また仕事ぶりが認められれば正社員への切り替え等を検討してもらえる可能性もあり、プライベートな時間も保ちつつ医療事務の仕事をしていきたい人には派遣での就業がお勧めです。
医療事務のつらい所は?
医療事務のつらい所はまず病院によっては慌ただしいくらいに毎日が忙しいという点が挙げられます。
月末や月初にはレセプト業務に追われ業務が忙しいだけではなく患者さんから苦情を言われたりドクターから厳しい指導を受けたりと、業務についていけないという声もよく聞かれます。
また基本的に女性職場なので病院によっては面倒な派閥や人間関係に悩まされる事もあるでしょう。
その他にもやはり患者さんが多く訪れますので、その経緯で病気が自分に感染してしまったり風邪を移されたりといった事は日常茶飯事に起こります。
自分で体調管理に気を付けているつもりでも、慌ただしい職場の中ではどうしても体力的な消耗も激しく病気をもらってしまうケースもあります。
また忙しい仕事の中でも覚えなければならない知識や業務量が膨大にあり、まず仕事を覚えること自体が大変という声もあります。
レセプト処理を始め会計や入退院受付・処方せん・カルテの管理など覚えることが多く、迅速かつ正確にこなしていかなければならない為、日々精神的に疲労する事もあるでしょう。
派遣スタッフの場合にはタイムシート管理で残業代はきちんと支払われますが、正社員などは夜遅くまでレセプト処理をしているといった光景もよく見受けられます。
医療事務のお仕事は自分のペースで長期的に続けていけるお仕事かどうか、じっくりと見極める事が大切ですね。
また派遣会社の中でも医療事務求人に強い会社とそうでない会社がありますので、医療事務の求人に注力している派遣会社を選ぶようにしましょう。
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医療事務でおすすめの派遣会社
ここでは特に医療事務求人に強い派遣会社をご紹介します。
テンプスタッフ
医療事務求人数:約200件
テンプスタッフのポイント
- 国内でもトップクラスの求人数&業績ランキング1位
- 女性への支援・サポートが整っている派遣会社
- 一般派遣だけでなく紹介予定派遣案件も豊富
テンプスタッフは医療事務に限らず、トップクラスとも言える求人数や豊富な職種を取り扱っています。
医療だけでも受付業務・オペレーター業務・医事会計業務・レセプト業務・外来および病棟クラーク業務・病歴管理業務・カルテ管理など様々な職種があります。
福利厚生においても定期健康診断の実施や産休育休など、働く女性に役立つ制度が充実しています。
高条件・好待遇の仕事が多くあり、スタッフ間の口コミや評判が良いのもテンプスタッフの特徴です。
ソラスト
医療事務求人数:約200件
ソラストのポイント
- 全国エリアで展開をしている医療事務系の派遣会社。
- 取引先医療機関は1000件以上あり、医療事務の求人が豊富
- 病院や地元密着型のクリニック等、医療機関の求人が多い
ソラストは医療事務・介護・保育を取り扱う派遣求人サイトです。
医療・介護の分野における人材派遣事業・病院経営支援を行っています。
医療事務の資格がなくても就業可能な求人もあり、正社員、パートだけでなく派遣の求人も掲載されています。
アデコ
医療事務求人数 約200件
アデコのポイント
- 医療事務に限らず豊富な求人数を持つ
- 登録スタッフの評判もよくスタッフへのサポート体制も充実
- 派遣だけでなく正社員や紹介予定派遣求人もあり
アデコは国内でも30年以上の歴史を持つ派遣会社です。
医療事務分野でも患者受付、医療費の会計計算、データ入力、診療部門におけるクラーク、診療録(カルテ)管理、保険請求事務など、様々な求人があります。
診療情報管理士、医療事務技能審査などの有資格者だけでなく、未経験者OKの仕事もあります。
ヒューマンリソシア
医療事務求人数:約500件(2018年8月時点)
ヒューマンリソシアのポイント
- 医療・介護系に強い
- 医療・介護系業界の25年以上におよぶ太いパイプとノウハウ
- 医療事務で未経験OKや交通費支給求人も多数
ヒューマンリソシアは医療・介護系の求人に強く、特集を組んでいるほど注力している分野でもあります。
また未経験OKの求人も多数あるので、医療事務の経験がない方でも安心して就業ができます。
医療や介護分野では経験者優遇の職種が多いですが、ヒューマンリソシアでは約8割が未経験可の求人になっています。
また専門のフォロー担当がいますので、就業後でも悩みや不安を担当者にじっくりと相談する事ができます。
医療事務でおすすめの派遣会社まとめ
医療事務でおすすめの派遣会社について幾つか挙げてみました。
医療事務のお仕事は専門的な業務も多く、膨大な知識や情報を身につける必要があります。
業務範囲も広いため、派遣会社の研修やサポート体制が大きな支えになります。
今後は本格的な高齢化を迎えるにあたり、医療関係の人材は増々人手不足になる事が予想されますので、医療事務としての役割もさらに重要視されてくるでしょう。
また医療事務だけでなく、派遣会社には事務・オフィスワークの求人が豊富にあります。
派遣社員であれば未経験OKの職種もあるので今のうちから経験を積んでおき、将来のキャリアアップに備えておきたいですね。
今回は医療事務でおすすめの派遣会社について挙げてみました。
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