不動産事務の派遣の仕事内容は?きついって本当?時給や資格も解説

今回は派遣の不動産事務の仕事内容について取り上げてみたいと思います。

引っ越しや家の購入・売却など、お世話になる事も多い不動産会社。

派遣社員の方の中にも、今後不動産業者への転職を考えている方もいるかと思います。

ですが不動産業界はある意味では”特殊な業界”であり、この業界ならではの慣習や雰囲気・仕事の進め方があります。

今回はそんな派遣の不動産事務についてじっくりと触れていきます。

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不動産事務の仕事内容は?

不動産事務の仕事内容にはどのような業務があるのでしょうか。

幾つか挙げてみます。

 

物件の問い合わせ対応

不動産会社には多くの電話やメールが入り、お客様からの問い合わせや同業者からの連絡など、幅広い内容に対応をします。

「○○の物件は空いてますか?」「〇日に内見できますか?」「図面を頂いても宜しいでしょうか」など、様々な問い合わせが入ります。

特にレスポンスの早さは成約率にも関係してくる為、正確・迅速に対応することが求められます。

 

WEBの物件情報登録

WEB上に物件写真や物件情報を登録するのも不動産事務の大切なお仕事です。

SUUMOやアットホーム・Homesなどポータルサイトや自社HPに対して、撮ってきた物件写真や細かい情報を載せていきます。

特に近年ではスマホ利用が主流なこともあり、写真の多さやタイトル・担当者コメントなど、利用者目線で問い合わせをしたいと思うような物件情報登録が必要になります。

 

書類作成・整理

書類作成や整理・ファイリングなども不動産屋の事務員のお仕事です。

契約書や重説の作成・チラシ等のチェックやファイリングなど、こなす事務作業も様々。

Word・Excelなどの基本操作は元より、専用フォーマットを使用して書類を作成する事も多々あります。

特に不動産業者は紙資料を多く扱うことから、個人情報を始め物件資料や経理資料など見やすく整理しておく必要があります。

 

物件案内

「物件案内は営業マンの仕事では?」と思う方もいるかと思いますが、事務員が代行案内をする事も割とあります。

例えば営業マン不在時など、事務員が代行して鍵を取りに行ったり物件までご案内に行くことはあります。

また1~3月などの繁忙期においては賃貸の短期派遣の求人も多く出ますが、このような時期においては物件案内まで担当するケースは多くあり、運転免許が必須となっている求人も多々あります。

 

お金に関わる業務

事務員である以上、経理を中心としたお金に関わる業務も行います。

売上金の管理や入出金管理・取引先への支払いや税金関係・伝票作成など、一般的な事務作業があります。

不動産業者の場合、土地や建物といった高額な商品を取り扱う為、その分経理担当としても重大な責任を負っています。

 

宅建事務

不動産業者は5人に1人以上の割合で宅地建物取引士を所属させる必要があります。

宅地建物取引士は「重要事項説明」や「契約書の記名押印」等を行い、有資格者は宅建事務員としてこれらを担当する事ができます。

不動産業者によっては資格手当が出たり正社員登用も見込めるなど、長く不動産業界に勤めるのであれば取得しておきたい資格です。

 

雑用

不動産屋で勤務していると様々な雑用が発生し、それらに対応するのも不動産事務員のお仕事です。

営業マンが営業に専念するため、店舗内の細かな雑務は事務員が担当するケースが多くなってきます。

来客時のお茶出しや備品の発注・店舗内の清掃や営業マンからの頼まれ事など、事務員として臨機応変に動く必要があります。

 

派遣の不動産事務の時給・給料は?

派遣の不動産事務の平均時給はどれくらいなのでしょうか。

自分の頑張りがどれくらいの成果に繋がるのか、気になる所です。

 

以下は派遣ポータルサイト「はたらこねっと」データによる、一般事務と営業事務の平均時給です。

一般事務の平均時給(未経験者)1502円
一般事務の平均時給(経験者)1535円
営業事務の平均時給(未経験者)1582円
営業事務の平均時給(経験者)1613円

引用:はたらこねっと「派遣の職種平均時給【2021年3月 関東版】」

 

不動産事務に関連する一般事務・営業事務の平均時給は1500円~1600円程度となっているようです。

【月収例】1500円×8日×22日=264000円

不動産屋においては残業が発生するケースもあり、派遣社員の場合には当然に時間外手当が発生します。

また宅地建物取引士など資格があれば資格手当が支給される事もありますし、営業に携わっていれば成績に応じてインセンティブが支給される事もあるでしょう。

一般的に不動産営業マンの給与体系は「固定給+歩合」となっており、月の成績によっては思うように稼げない事もありますが、派遣の不動産事務の場合には勤務時間に応じて給与が支給されるため、安心して就業することができます。

 

派遣から正社員を目指せる?

不動産業者の事務員として、派遣社員から正社員を目指すことも可能ではあります。

紹介予定派遣制度を利用して社員になる事も考えられますし、派遣として長期雇用後に正社員登用を目指せるケースもあるでしょう。

 

ですが個人的には、不動産事務の正社員を目指したいのであれば、その入口として”派遣”を選ぶことはお勧めしません。

理由として、不動産業界は採用の間口は広く、未経験者であっても十分に採用が見込めるからです。

不動産業者にもよりますが、学歴等を問わず事務員を募集している企業も多いですし、経験不問で雇ってくれる会社も多くあります。

そのためあえて派遣から遠回りしなくても、十分に不動産業界で働けるチャンスはあります。

どうしても正社員入社が難しい企業であれば、どちらかと言えば派遣からではなくアルバイト・パート入社の方が、正社員は目指しやすいと言えるのではないでしょうか。

 

また不動産業者としても、自社で勤務する派遣社員を正社員として迎え入れる場合、派遣会社への紹介手数料が発生してしまう場合もあります。

そのためコスト面で見ても、自社で募集・採用をした方が会社にとって都合が良い場合もあります。

また大手企業に勤めるのか・もしくは地場の小さな不動産屋に勤めたいのかによっても転職のアプローチは異なってきます。

もし不動産事務に就きたいのであれば、まずは自分がどのような会社で働きたいのか、イメージを明確にした上で転職活動を始めたいですね。

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不動産事務は土日勤務が必須?

不動産事務は土日の勤務が必須なのでしょうか。

確かに求人票などを見ると、水曜日が定休日であって土日勤務が求められる事も多いかと思います。

 

不動産屋に土日勤務必須となっている事が多いのは、やはり週末に内覧希望者や契約業務が立て込むからです。

一般的にお客様は休みの日に内見を希望してきますので、当然に土日は内覧予約が多くなります。

また内見に伴って契約業務も多くなりますので、契約書の説明や署名・捺印など、店舗内はお客様で混雑するケースも多々あります。

特に繁忙期にいたっては、事務員であっても周囲の状況を見ながらテキパキと行動しサポートしなければなりません。

 

また不動産事務員が忙しくなるのは、実際には土日だけではありません。

実際には土日で締結した契約書類を月・火から処理していかなければならない為、事務員は週を通して忙しくなる事も多いのです。

また不動産会社によっては、土日どちらか隔週で休める所やシフト制勤務になっている所もあります。

不動産事務員は土日勤務が必須となっている事も多いですが、派遣会社の担当者とも相談をしながら、自分が無理なく勤務できるスケジュールを組むようにしたいですね。

 

不動産事務に宅建は必要?

不動産事務の仕事をするのに、宅地建物取引士の資格は必要なのでしょうか。

これから資格取得を検討している方もいるかと思います。

 

宅建には確かにその資格ならではの独占業務があり、不動産業界で長くキャリアを積んでいくのであればぜひ取得を目指していきたい資格です。

また不動産会社だけでなく、一般企業や金融機関・ハウスメーカー等でも活かすことが出来ますので、資格取得は転職時にも有利に働くことでしょう。

宅建士としての業務は契約時が中心になるため、お客様とより近い距離で接する機会を持てるのもこの資格の魅力の一つです。

社内でも周囲の社員から頼られる機会も多くなってくるのではないでしょうか。

 

ですが不動産事務は宅地建物取引士が無くても、もちろん就くことが出来ます。

前述したように不動産会社の事務員の仕事は多岐に渡り、来客対応や書類作成・WEBの情報入力や電話応対など様々です。

宅建士としての専門業務をこなす時間は一部に留まり、店舗内での多くの時間は一般の事務員として活動する時間が中心となります。

まして派遣社員の不動産会社の事務員の募集では、特別なスキルが求められるケースは少なく、未経験者や無資格者の募集も多くあります。

そのため宅建士の資格がない無資格者でも、十分に活躍できる場が用意されていると言って良いでしょう。

 

また宅建士の有資格者に対しては「宅建事務」といった名目で求人募集されている事も多々あります。

有資格者が事務職としてのスキルを活かせ、週末副業などにも活かすことも出来るため、比較的人気の仕事です。

 

ですが資格を取得する際には”不動産の専門家”といったイメージだったのに、実際に勤務してみるとその想像とのギャップを感じる方も多いようです。

有資格者ならではの専門業務に就くはずが、接客や経理・お茶出しなどの雑務を担当する事になり「こんな筈じゃなかった..」と落胆して、中には不動産業界を離れてしまう人もいます。

 

宅建士とは言っても会社内で特別扱いをされるようなケースは少なく、また社内には有資格者も多いため、資格だけあれば生計を立てていけるような事もありません。

そのため宅建士の資格を取得したとしても、”それをどう活かしていくか”を自分なりに模索して、日々の業務にあたっていく事が大切と言えます。

 

不動産事務のきつい所は?

不動産事務の大変な所・きつい所を以下に挙げてみます。

 

クレームを受けることも

不動産会社には苦情の電話がかかってくる事もあります。

「隣の部屋がうるさい」「エアコンが故障している」「担当者から連絡が来ない」など、事務員が苦情に対応をしなければならない事もあります。

家に人が住む以上は様々な生活トラブル等があり、最初は対応方法が分からずきついと感じる事もあります。

 

業界のルール・法律など

不動産関係書類には独特のやりとりやルールがあります。

契約書類の作成でも当然に法律に則って作成しなければなりませんし、チラシ等の作成であっても独特の言い回しやNGワードがあるので、細心の注意を払って仕事を進めていく必要があります。

また大きな金額が動く業界だけに、金額などの入力ミスがないように常にチェックをしておく必要があります。

 

営業枠に入ることも

事務職とは言え、営業に関連した仕事を任される事もあります。

内見案内やカウンター接客など、状況に応じて対応をしなければならない事もあります。

特に小規模な不動産屋など、きちんと分業化されていない会社では事務員さんは”何でも屋”になりがちです。

派遣の不動産事務の場合には契約で業務範囲が定められている為このようなケースは少ないかと思いますが、自分がどのような業務を担当するのか事前に確認をしておきましょう。

 

体育会系が多い

不動産会社にはどちらかと言えば体育会系の人間が多いような印象もあります。

不動産会社の人間に対して、少し怖いイメージを持つ方や強面な印象を持った方もいるかもしれません。

事務員であっても、ミスをした時には上司に叱責されたり怒鳴られたりといった経験を持つ方もいます。

全ての人が体育会という訳ではありませんが、人によってはきついと感じ職場の雰囲気に合わず辞めてしまう方もいます。

 

休み・スケジュール

営業マンと比較すると、派遣の事務員の場合には定時で帰宅できる会社が比較的多いように思います。

ですが繁忙期などは残業を頼まれる事もありますし、シフトが増えることもあるかもしれません。

また水曜定休日の不動産会社が多いだけに、友人や家族とのプライベート時間を合わせにくく、きついと感じる人もいます。

 

不動産事務のやりがいは?

不動産事務にはどのようなやりがいがあるのでしょうか。

 

感謝される

不動産会社の事務員としてやりがいを感じるのは、何より「人から感謝された瞬間」です。

「良いお部屋を紹介してくれてありがとう」「迅速にサポートしてくれて助かりました」など、お客様や家主に感謝されると大きな喜びを感じます。

お部屋の引っ越しや家の売買というのは、お客様にとっても大切なイベント。

その大切な日のお手伝いができ感謝される喜びは、他の仕事には代え難いものがあります。

 

チームワーク

不動産事務員のお仕事は一人で完結できるものばかりではありません。

営業担当や上司と連携を取りながら、チームワークを重視して仕事を進めることもあります。

特に苦情やトラブルが発生した際など、チームが一丸となって問題を解決できた時には、事務員としても大きなやりがいを感じられる事でしょう。

 

縁の下の力持ち

不動産の事務員と言えば、どちらかと言えば裏方作業が多めです。

事務作業をいくらこなしたとは言え、それが営業のように数字に表れる訳ではありません。

そのため普段「皆の役に立っているのかどうか..」と不安に思う方もいる事でしょう。

ですが事務員さんの仕事により、営業部署の成績は大きく左右される事もあります。

事務員の存在は社内にとっても大きな役割があり、それが会社の成果に繋がると事務員として「やって良かった」とやりがいを感じられる事もあります。

 

まとめ

不動産事務の仕事内容などについて幾つか挙げてみました。

不動産事務は確かに大変なお仕事ではありますが、それだけに多くのやりがいがあります。

派遣会社の求人によっては未経験から応募する事もできる為、これから事務職を始めたい方にもお勧めです。

不動産業界に興味がある方・事務員として経験を積んでいきたい方は、派遣の不動産事務を検討してみてはいかがでしょうか。

今回は派遣の不動産事務について取り上げてみました。

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