ピッキングが遅い人の7つの特徴。最速で商品を集めるコツ
今回はピッキングが遅い人の特徴について挙げてみたいと思います。
軽作業バイトの中でも定番とも言えるピッキング。
リストを見ながら商品を集めていくシンプルな仕事で、黙々と作業できることから人気があります。
ですが人によってピッキングが早い人もいれば、いつまで経っても作業が遅い人も。
ピッキングが遅い人の特徴にはどのような点があるのでしょうか。
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ピッキングが遅い人の特徴は?
ピッキングが遅い人には幾つかの共通点があります。
作業が遅い特徴としてどのような点が考えられるでしょうか。
まずピッキングが遅い人の特徴として、倉庫内の地図が頭に入っていない・どこにどのような商品があるのか覚えていない事が挙げられます。
ピッキングをする時、ある程度でも商品の置き場所を覚えていればすぐに動くことができ、目的の位置まで歩き始めることができます。
ですが商品の場所が分からないと方向確認をしたり商品の確認をしたりと時間がかかり、初動も違ってきます。
最初のうちは場所が分からないのは当然かもしれませんが、徐々に倉庫内の商品位置を覚えていきましょう。
ピッキングが遅い人の中には、何も考えずにむやみに倉庫内を歩いている人もいます。
ですが1つの商品をピックしてから次の商品の場所まで行く際、最短ルートを考えながら歩くとスピードもアップします。
たかが数秒の違いと思われるかもしれませんが、1日に数百個の商品をピックしていくと大幅に時間に差が付きます。
特にベテランスタッフさんは常に最短ルートを考えながらピッキングをしているので参考にすると良いでしょう。
ピッキングをしていると、必ずと言っても良いほど商品が見つからない場合があります。
商品が見つからない主な理由は以下のケースが多いです。
- 探し方が雑(奥の方に商品が隠れている等)
- 他のスタッフがピック数を間違えた(1個なのに2個取っている等)
- 事務処理のミス(破損商品があったのに事務処理していない→在庫数が狂う)
- 保管・返却場所の間違い(A棚に返却すべき所をB棚に返却している)
- 商品が他の場所に移動している(ロケーション移動)
特にピッキング未経験者の方の中には、商品が見つからないとその場で立ち尽くし、いつまでもリストとにらめっこをしている人もいます。
ですが自分で探してみてどうしても商品が見つからない場合には、先輩や上司の指示を仰ぐようにしましょう。
商品が他のロケーションに移動している場合もありますし、探し方を教えてもらえる場合もあります。
ピッキングが遅い人はトラブル時にも迅速に対応する事も大切です。
ピッキングが遅い人の中には、優先順位を付けていない人もいるかと思います。
例えばピッキングリストには多くの商品が記載されていますが、必ずしも上から順にピックしていく事がベストとは限りません。
商品のロケーションによっては順番を変えてみたり、自分の立ち位置から近いロケーションから作業を始めるほうが効率的な場合もあります。
効率的に動けるように優先順位を考えてからピッキング作業をすると良いでしょう。
ピッキングの効率化と言うと、どれだけ作業スピードを上げられるかに焦点が当てられがちですが、「作業をしていない時間をどれだけ減らすことが出来るか」もとても重要です。
例えば「開始準備に時間がかかっている」「リストをもらうのに行列に並んでいる」「同僚のスタッフとの無駄話が多すぎる」など、作業をしていない時間が多ければ多いほど肝心のピッキング作業時間は減ってしまいます。
勤務時間内の無駄な時間を省き、ピッキング作業に集中できる時間を増やすようにしましょう。
ピッキングが遅い人の中には、作業の手際が悪い人もいます。
もちろんピッキング作業を行う上では正確性が大切ですが、同時に作業の効率化も求められます。
ピッキングリストの中には「ロケーション」「商品数」「品番」などの情報がありますが、中にはリストを何度も見直したり、商品数のカウントを間違える・チェック漏れでピック済かどうかわからなくなる等、手際が悪く作業がスムーズにいってない人もいます。
ピッキングが遅いと注意を受けた場合には、どうすれば効率的に作業ができるか考えながら仕事をするようにしましょう。
細かい話になりますが、ピッキングが遅い人は作業中に履く靴にも気を配りましょう。
派遣会社から安全靴などの指定が入る場合もありますが、そうでなければ普段履き慣れているスニーカーや運動靴で構いません。
ピッキング作業には革靴や履き慣れていない靴は不向きです。
倉庫内を1日歩き回ることになりますので、長時間歩いても苦痛にならない靴を選択したいですね。
ピッキングが遅い人の向き・不向きは?
ピッキングスタッフの中には作業が早い人・遅い人がいますが、性格によって向き・不向きはあるのでしょうか。
必ずしも性格が影響するとは限りませんが、ピッキングに向いている人には一定の傾向があるような気がします。
「今日は○○個ピックできるようにしたい」「先輩スタッフの作業数に追いつきたい」など、目標を持って仕事ができる人は成長も早くなります。
また仕事に対してのモチベーションも保ちやすい為、飽きやすいピッキング作業であっても向上心を持って作業に取り組めることでしょう。
逆にピッキングが遅い人の中には、作業内容や数字を追いかけることに興味が持てない人もいます。
ピッキングが遅い人の中には、記憶力の善し悪しも関係している可能性があります。
どこにどのような商品があるか・商品棚の位置・通路の目印など、感覚的にすぐに覚えられる人はピッキングが上達しやすいかもしれません。
ですが記憶力に自信がない方でも作業を続けることで徐々に慣れていけますので、自信を持って取り組みましょう。
細かいことに気が付いたり、几帳面な性格の人はピッキングに向いています。
ピッキング作業にミスが少ないだけでなく、商品の破損や傷など細かい部分にも気が付くのは几帳面な人ならではです。
その会社や倉庫内の商品に興味がある方は、ピッキング作業も比較的楽しく取り組める傾向があります。
例えばアパレルで言えば倉庫内には店頭よりも早く新商品が並びますし、自分が知らないアイテムや流行を感じることもある筈です。
これからピッキングを始める方は、自分が興味のある商品を取り扱う会社を選ぶと良いかもしれません。
ピッキングと言うと黙々と1人で作業をするイメージがありますが、意外にコミュニケーション力が求められる仕事でもあります。
例えば商品に欠品・破損があれば報告をしなければなりませんし、他の仕分け・梱包チームとの連携が必要な場合もあります。
特別な会話力が必要な訳ではありませんが、人並みのコミュニケーション力が必要なことは覚えておいた方が良いでしょう。
ピッキングというのは、リストにある商品を探して集めていくシンプルな作業です。
もちろん性格に合う・合わないも多少はありますが、基本的には「慣れること」によって多くの部分をカバーできます。
そのため最初はピッキングが遅い人であっても、長く続けていく事によってスピードも上がりますし効率的な作業方法も身に付きます。
ピッキングのスピードが遅いからと言って落ち込まず、じっくりと出来るだけ長く勤めるようにしたいですね。
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ピッキング作業でミスを無くすには?
ピッキングで遅い人は少しでも効率的に作業ができるようにミスを減らす事も大切です。
ピッキング作業でミスを減らすにはどうすれば良いのでしょうか。
スタッフそれぞれがバラバラに勝手に動いて作業をすると、当然にミスは発生しやすくなります。
倉庫内のルールや作業手順を守り、仕事の基本的な流れを抑えた上で落ち着いて作業を進めることが大切です。
倉庫によっては紙の指示書だけでなくハンディターミナルを使用している所もあるかと思います。
ハンディのようなデジタルピッキングであれば自分で伝票を読む必要がなく画面の指示に沿って作業を行うので、ピッキングミスが生じにくいメリットがあります。
ハンディが使用できる環境であれば出来るだけ使用したほうが良いでしょう。
紙の出荷指示書(リスト)を元にピッキングをする場合であっても、商品や数量の間違えがないか細心の注意を払って作業をする必要があります。
特に倉庫内には似たような名前の商品や色違いの商品など、紛らわしいアイテムがたくさん配置されています。
商品名の確認や品番確認・二重チェックを徹底する等、ピッキングミスが少なくなる工夫が必要です。
1つのリストのピッキングが完了したら、時間的に可能であればカート内の総数をチェックするのも良いでしょう。
例えば自分が1つだけカートに商品を投入したつもりでも、実際には2個入っていた等のミスもあり得ます。
作業中には気付かなかったことでも、完了時に改めてミスに気付く場合もあります。
作業中に商品が見つからない場合、ロケーションが変更されている場合もあります。
そのためロケーション情報はこまめに周囲と共有しておく事も大切です。
商品場所が分からない場合にはすぐに先輩や上司に聞いてみましょう。
結局の所、ピッキング作業のミスは注意不足などヒューマンエラーによるものが殆どです。
近年ではピッキングの機械化・自動化が話題になっていますが、現在ではまだまだ人間が作業にあたる現場が多く、ミスをゼロにする方法はほぼ無いように思います。
そのためピッキングにおいて確認作業を怠らないようにしたり、自分の思い込みによる作業を無くす・分からない事はすぐに周囲に質問するなど、スタッフさん1人1人がミスを無くす意識を持つことにより、誤出荷をある程度は防ぐことができます。
また管理者側としても指示書を見やすくする・商品レイアウトを考える・情報を小まめに共有するなど、ミスが起きにくい環境を作ることも大切です。
商品が出荷されてからでは手遅れとなりますので、ピッキング段階で出来るだけミスが起きないように注意を払って作業を進めたいですね。
ピッキングが遅いのは悪いこと?
上記では主にピッキングの効率性・スピードについて挙げてきました。
ですがピッキングが遅いからと言って、必ずしもそれが悪いとは限りません。
ピッキングが遅い人の中には、作業が丁寧な人やミスが少ない慎重な人なども含まれるからです。
通常、ピッキング作業では以下のような点を重視します。
- 安全性
- 正確性
- 効率性
- スピード
ピッキングでの効率やスピードというのはもちろん重要ですが、それは作業上の安全や正確性が保たれた上での話です。
そのためピッキングが早いからと言ってミスが多くては評価に繋がりませんし、事故が起きては評価以前の問題となります。
倉庫内では誤出荷に繋がるトラブルはもちろん、労災事故に繋がるような事故も起こり得ます。
実際に工場や倉庫によっては、負傷者や死亡者が出ている所もあります。
ピッキング中のフォークリフトとの衝突・体力の消耗・過労・商品や荷物の落下・他スタッフとの衝突など、ピッキング中の事故は様々です。
特に生産性が重視される倉庫や配送センターでは過密スケジュールで稼働している所も多く、尚更トラブル防止が求められます。
ピッキング作業において生産性や効率が求められるのは自然な事かもしれませんが、それを追い求めるあまりにスタッフさん自身の安全が疎かになっては意味がありません。
ピッキングが遅い人であってもあまり気にし過ぎることなく、じっくりと自分のペースで上達していくようにしたいですね。
まとめ
ピッキングが遅い人の特徴について幾つか挙げてみました。
確かにピッキング作業が早い人はいますし、先輩スタッフの作業数を見れば焦ってしまう気持ちも分かります。
ですが勤務を始めたばかりの頃はピッキングが遅くて当たり前ですし、焦ってミスをしてしまっては元も子もありません。
スピードだけに拘らず、確認作業をきちんと行いながら着実にステップアップしていくようにしたいですね。
またピッキングを含め、軽作業バイトを始める際には派遣会社選びにも慎重に行いましょう。
派遣会社によってピッキングの求人数も異なりますし、作業中の事故などトラブル時の対応も異なります。
↓こちらの記事でも軽作業でおすすめの派遣会社を挙げていますので参考にしてみてください。
参考記事:軽作業バイトでおすすめの会社は?厳選10社と実際の体験談を紹介
自分に合った会社を見つけて、気持ちよく作業に取り組めると良いですね。
今回はピッキングが遅い人について挙げてみました。
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