派遣を休みすぎてクビになった?何日休んだら解雇される?
今回は派遣の仕事を休みすぎでクビになるケースについて挙げてみたいと思います。
正社員等のお仕事と比べ、シフトが組みやすかったりスケジュールを立てやすいのは派遣のメリットの1つです。
ですが中には派遣のお仕事を頻繁に休んでしまう人もいます。
そのような人の中には、あまりに休みすぎてクビ(雇い止め)を宣告されてしまう人も。
派遣社員の場合、休みすぎでクビになる事はあるのでしょうか。
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派遣を休みすぎでクビ?
派遣の仕事を休みすぎてしまったという経験を持つ人も中にはいるかと思います。
派遣の場合、何日仕事を休んだらクビになってしまうのでしょうか。
結論から言えば、ご存じの方も多い通り「〇日休んだらクビになる」というルールはありません。
法律上においても「〇日休んだら解雇できる」という規定はありませんので、明確な日数の決まりは無いのが現状です。
会社によっては相当期間の休み・無断欠勤が続くことで従業員をクビにするケースはありますが、それでもその日数は状況によって様々です。
一般例においては2週間~程度の無断欠勤が続くと解雇が有効になるケースもあるようですが、それでも全てのケースに当てはまるとは言えません。
また普段の勤務態度や欠勤理由・欠勤中の連絡の有無・会社側の対応など、様々な点が加味されて解雇の有効性が判断されます。
また派遣社員で「クビ」という場合、主に以下の2つのどちらかの意味を指します。
- 解雇:雇用契約中に仕事を辞めさせられること
- 雇い止め:契約を更新しないこと
派遣社員の場合、3か月程度の契約を更新していく形が一般的です。
有期契約ですので、当然に労使双方がお互いにその契約期間を守ることが前提となっています。
そのため派遣会社側もやむ負えない理由がなければ契約期間中に派遣社員を解雇することは出来ませんし、派遣スタッフも相応の事情がなければ契約期間中に勝手に辞めることは出来ません。
特に派遣のような有期契約においては、解雇の有効性は厳しく判断される傾向があります。
合理的な理由があり解雇をする場合であっても、30日前には解雇予告をする必要があり、予告を行わない場合には解雇予告手当を支払う必要があります。
また雇い止めのように有期契約を更新しない場合であっても、派遣会社は派遣社員に対して30日前の予告が必要という事になっています(3回以上契約が更新されている場合や1年を超えて継続勤務している労働者)。
このように派遣を休みすぎた場合であっても簡単にクビにされる事はない筈ですが、実際としては不当解雇に近い形で仕事を打ち切られてしまうケースもゼロとは言えませんので注意が必要です。
派遣社員が休む理由は?
派遣社員が休む場合、どのような理由があるでしょうか。
派遣社員が使う休む理由を挙げてみます。
- 体調不良
- 家族の病気・入院
- 葬式・冠婚葬祭
- 下痢・嘔吐
- 腹痛・頭痛
- 子供の体調不良
- 急な発熱・風邪・インフルエンザ
- 怪我をした
- 寝坊した
- 生理痛
- 家・車の故障など etc…
上記のように様々な欠勤理由がありますが、決して派遣の仕事を休みすぎて良いという訳ではありません。
やむ負えず欠勤をする場合には、正直に会社に理由を伝えましょう。
また派遣の仕事を休む場合、以下の順番で連絡をするようにします。
- 派遣先の責任者
- 派遣会社
順番としては派遣先にお休みの承諾が取れた後に、派遣会社に連絡をするようにします。
連絡時に電話番号を忘れて慌てないように、あらかじめ番号を登録しておくと良いでしょう。
またお仕事を休む際には「早めの連絡」も大切です。
少なくとも始業開始時刻の10~20分前には連絡を済ませておきたいですし、休むことが数日前から決まっている場合には早めに連絡をするようにしたいですね。
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派遣を入ったばかりで休むのはどう?
中には派遣に入ったばかりなのに休んでしまう人もいます。
ですが当然ながら、入社早々に休みすぎてしまう事はよくありません。
まず派遣先の就業開始時には「研修」が実施される事が通常ですが、入ったばかりで休んでしまうと研修に付いていけなくなります。
また休んだ人に研修の進捗を合わせようとすると、他スタッフに迷惑がかかる場合もあります。
確かに試用期間中14日以内の解雇であれば解雇予告手当等も不要でクビにできる可能性もありますが、それでもスタッフを解雇にするには合理的な理由が必要であり、簡単にクビにする事はできません。
そのため休んでいるそのスタッフの進退について派遣先の社員にも迷惑がかかりますし、派遣会社の担当者も呼び出しをされるなど手間がかかります。
また入ったばかりで休んでしまうと、派遣会社によってはその後の仕事の紹介を断ってくる可能性も十分にあります。
スタッフ本人にとっても決して良い事はありません。
また長期のお仕事を引き受けておいて、短期間で急に休まれたり辞められてしまうと周囲にも迷惑がかかってしまいます。
もしあなたが最初から短期間だけ勤める予定であるのであれば、無理をせず「短期・単発」のお仕事から探すのも1つの方法です。
派遣では期間に応じて様々な仕事を選べるようになっていますので、自分に合った求人を探すようにしましょう。
関連記事:短期・単発でおすすめの派遣会社は?
月一で休む派遣スタッフ
以前にあるコールセンターで、決まって月一程度のペースで休むスタッフさんがいました。
毎月のように月1~月2,3回は休んでいましたし、特に週明けの月曜日や週末の金曜日は休む割合が多い人でした。
休む前に連絡をしてくる場合もありましたし、「今日も休みかな?」と思っていたら急にひょっこりと午後から出社してくるパターンもありました。
本来で言えば、このように定期的に決まって休むスタッフさんはいつ契約を打ち切られてもおかしくはありません。
正社員で言えば考えられない位の欠勤日数でしょう。
SVさんなりが何度も注意していたようですが、一向に改善される気配はありません。
ここまで休みすぎだと他スタッフにも影響が出るので、契約更新の打ち切り話が出たこともありました。
ですが結果的には、このスタッフさんはクビにはなりませんでした。
そのセンターでは「出来るだけスタッフの離職を控えたい」というムードもありましたが、クビにならなかった別の理由としては「彼のキャラクター」だと思っています。
遅刻や欠勤をしても翌日にはニコニコと笑顔で出社してきて、少し天然のほんわかとした印象のスタッフだったので憎めないタイプだったんだと思います。
また時々休んだとしても仕事自体は一応は真面目に取り組むスタッフだったので、その辺りが彼を延命させたのでしょう。
もちろん人柄が良いからと言って派遣の仕事を休んで良い訳では決してありませんが、欠勤って許されやすい人とそうでない人がいるのかもしれませんね。
派遣を休みすぎでクビ?まとめ
派遣を休みすぎでクビになるケースについて幾つか挙げてみました。
本来であれば、派遣社員の場合でも簡単にクビになる事はありません。
ですがどのようなきっかけで自分の評価に影響するか分かりませんので、仕事には常に真面目に取り組むようにしましょう。
また派遣の仕事を休みすぎないように、体調管理やスケジュール管理もしっかりと行っておきたいですね。
今回は派遣を休みすぎでクビ?について挙げてみました。
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