コールセンターの楽な種類は?忙しくない暇な職場を紹介
今回はコールセンターの楽な種類について挙げてみたいと思います。
コミュニケーションが好きな方など、一定の人気があるコールセンター。
未経験の方でも取り組みやすく、派遣社員としても始めやすい仕事の1つです。
ですがコールセンターによっては入電数が多い所もあり、できるだけ楽な職場に勤めたいと考える人も。
今回はそんなコールセンターの楽な種類について挙げてみます。
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コールセンターの楽な種類は?
コールセンターで楽な種類としては、どのような職場が挙げられるでしょうか。
当サイトでは実際のコールセンター勤務経験者に「楽だった職場」のアンケートを実施しました。
※2021年2月 クラウドワークス調査
アンケート結果としては、ホテル会社や教育関連のコールセンター・化粧品会社のコールセンターなどが楽だったと感じる声も多かったようです。
楽と感じる理由としても、「入電数が少ない」「決まった案内をするだけ」「クレームが少ない」といった理由が多く挙げられていました。
上記の他にも比較的楽だと感じるコールセンターはあります。
筆者の経験から、楽なコールセンターの例を幾つか挙げてみます。
(個人的な経験を元にしたものであり、忙しさは各コールセンターによって異なります)
深夜のコールセンターは楽な種類に入ります。
時間帯も深夜なので入電数が少なく、割増賃金がつくので時給も高くなります。
深夜のコールセンターだと故障受付やFX等の金融系・ロードサービスや通販の受注などが挙げられます。
資料請求ダイヤルも楽なコールセンターが多いように思います。
取り扱う商品によっては入電数は多くなりますが、基本的には資料送付だけなので案内する内容がシンプルです。
商品内容など不随する内容を聞かれる事もありますが、分からない事はエスカレーションしても良いでしょう。
火災保険やロードサービスなど、事故受付は入電数が少ないコールセンターが多いです。
その意味では楽な種類のコールセンターとも言えます。
ですが1本の電話の通話内容が濃いケースが多く、下手な事も言えません。
また電話をかけてくる顧客は事故で動揺している場合も多く慎重に対応をする必要がある他、専門的な知識や冷静な判断力などが必要な場合もあります。
通販系のコールセンターも楽な種類に入ります。
基本的には注文受付がメインになるのでいつも決まった操作をするだけです。
テレビCM直後などは一気に忙しくなりますが、それ以外の時間帯は緩やかな時間が続きます。
督促はきついとイメージする人も多いかと思いますが、初期督促は別です。
電話をかけても単純に「支払いを忘れていた」という人も多いので、案内すると「すみません払っておきます」と意外にすんなり応じてくれる人が多いです。
ですが二次・三次督促ともなると内容もヘビーになってきますし、初期督促でもたまにクレーマーにあたって抜けられなくなる事もあります。
また債権回収系のコールセンターだと内容がきつい場合があります。
立ち上げ当初のコールセンターも楽なことが多いです。
こう言っては失礼かもしれませんが、仕事の流れ自体がまだまだ確立されていない事もあり、手探り状態で進めていく事も多くあります。
人間関係も出来ておらず現場の管理体制もさほど厳しくなく、電話が鳴らない時にはやる事がないといったケースも…。
ただしSVなども対応に慣れていない事もあり、混み入った内容の電話が入るとパニックになる事もあります。
アウトバウントは考え方によっては楽な種類のコールセンターに入ります。
確かに獲得系やノルマ系のコールセンターはきつい所も多いです。
ですが簡単な「アンケート調査」や「既契約者へのご案内」などはいつも同じセリフを喋るだけで、受信のように多くの知識は必要はありません。
アウトではガチャ切りされる事も多いですが、それらに免疫が出来てしまえば比較的楽な種類のコールセンターと言えるかと思います。
きついコールセンターは?
楽な種類のコールセンターについて幾つか挙げてみました。
逆にきついコールセンターを幾つか挙げてみます。
総合案内系は覚えることが多いです。
住所変更・商品問い合わせ・資料送付・操作案内など、多くの知識を吸収しておかなければなりません。
長期でじっくりと取り組みたい向けのコールセンターとも言えるでしょう。
ノルマがあるコールセンターでは離職率も高めになり、楽な種類とは言えません。
保険営業や通信・金融などがあり、月の目標を決めて数字を追っていきます。
電話営業が得意な方であれば高いインセンティブをもらえる可能性もありますが、思うように数字が上がらないと精神的に追い込まれてしまう場合もあります。
テレアポもきつい職場に入ると思います。
テレアポでは既存客ではなく、住所録などのデータから新規客に電話をかける事も多いので、ハードルが高いです。
あまりにアポが取れず無理やりこじつけのようなアポを取る人もいますが、当然にその場合には営業側からクレームがつく事もあります。
想像がつくように、クレーム処理はきついと感じる人が多いです。
重度の案件だと訴訟問題にまで発展する可能性もあります。
苦情を受けることが日常になるため、鬱状態になっていく可能性も考えられます。
フリーダイヤルが設置されているコールセンターも楽な種類とは言えないかと思います。
電話料が無料なだけに苦情が長引くケースも多いですし、高齢者などは話が長い方もいます。
フリーダイヤル設置のコールセンターは多いので必ずしもきついとは言えませんが、内容によって注意が必要です。
製品に不具合があった場合など、リコールのコールセンターが急遽設置される場合があります。
ですが突発的なトラブルが多いため、十分な研修がなされないまま電話を受けるケースも少なくありません。
基本的なマニュアルは用意されていますが利用者の不具合の症状も様々なので、満足に対応ができるとも限りません。
またどのくらいの電話がくるか予想もつきずらく、ほとんど電話が来ないようなケースもあります。
短期や数日間など、日雇いのコールセンターもあります。
即席でできたようなコールセンターも多く、研修内容が薄い所が多くなります。
極端に言えば、数時間だけ研修をして「では早速電話をかけてみましょう」みたいな所もあります。
職場にもよりますが、日雇い系のコールセンターも楽な種類とは言えない事が多いでしょう。
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楽なコールセンターが良いとは限らない?
上記でも挙げたように、確かに楽な種類のコールセンターは幾つかあります。
楽と言うと聞こえは良いですが、逆に「楽=仕事がない」という場合もあるので注意が必要です。
特にコールセンターで入電数が少なく他にやることがない場合、かなり苦痛に感じることもあります。
もちろん多くのコールセンターではネットサーフィン等は禁止となっていますし、動画視聴などもできません。
周囲のスタッフと仲が良ければ多少の小話くらいは許される場合もありますが、そうでない場合もあります。
パーテーションがないコールセンターなんかだと、暇だと会話がなく余計気まずいことも。
楽な種類のコールセンターを選びたい気持ちは分かりますが、あまりにも暇すぎるのも辛いものです。
入社前にあらかじめ目安となる入電数が分かれば参考にもなりますが、そういう数値って意外に当てにならないもの。
やはり実際に入社してみて、自分なりに会社の善し悪しを判断していくのが良いのかもしれませんね。
コールセンターの暇つぶし対策
コールセンターであまりにも入電が少ない場合、暇すぎて苦痛に感じることもあります。
そんな時、コールセンターの暇つぶし対策としては、以下のような事が考えられます。
- デスク周りの整理整頓
- 上司に仕事を求める
- 社員の仕事を手伝う
- 自分でFAQを作成する
- 社内報を見る
- 資格の勉強(許可があれば)
- マニュアルの熟読
- 隣席オペレーターと雑談(非推奨)
- 身体のストレッチ
- 業務の改善点を考える
筆者自身も幾つかのコールセンターを経験しており、会社にも寄りますが1時間に受ける入電数は4~6本程度が一般的。
中には殆ど電話が鳴らない暇なコールセンターもあれば、平日と土日で入電数に差があるコールセンターもありました。
ですがあまりにも暇過ぎる職場では、人員削減によりいつ派遣切りの話が浮上してもおかしくはありません。
首切りの対象にならないよう安易な暇つぶし等は考えず、オペレーターとして時間を有効活用できるようにしておきたいですね。
コールセンターの楽な種類まとめ
コールセンターの楽な種類について幾つか挙げてみました。
コールセンターでは楽な所とそうでない所があります。
発信・受信など人によって好き嫌いも分かれるので、自分の適性に合ったコールセンターを選びたい所です。
コールセンターは言葉遣いや応対マナーなど役立つスキルが身につくので、興味がある方は挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
今回は楽な種類のコールセンターについて挙げてみました。
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