派遣社員はモチベーションが上がらない?10の対処法
今回は派遣社員のモチベーションについて挙げてみたいと思います。
派遣スタッフの方の中にはモチベーションが上がらないという人もいます。
毎日の仕事の中でやる気が上がらない・モチベーションを維持できないなど、どうしても自分の気持ちを上手くコントロールできないという人もいます。
派遣社員のモチベーションが上がらない理由にはどのような事情があるのでしょうか。
またモチベーションを持つ必要はあるのでしょうか。
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目次
派遣社員のモチベーションが低下する理由
それでは派遣社員のモチベーションが低下する理由としてはどのような点が挙げられるでしょうか。
- 時給が上がらない
- 頑張っても昇進がない
- レベルの高い仕事は廻ってこない
- 日々の業務量に波がある
- 次回で契約終了が決まっている
- スタッフ個別の評価システムがない
- 仕事の目標が設定されていない
- 毎日がルーティンワーク
- 契約期間が限定されている
- 周囲に評価してくれる人がいない
- 職場でのコミュニケーションが少ない
- ボーナス・退職金がない
上記のように、派遣社員の場合には頑張っても評価されにくい・もしくは評価される仕組みが会社内に無いなど、正社員等と異なりモチベーションを上げるための理由が見つかりにくい事が挙げられます。
時給が上がればモチベーションはアップする?
もしモチベーションが上がらない理由が「お金」であるとしたら、時給が上がっていけばモチベーションもアップする筈です。
それではもし定期的に時給がアップする仕組みがあったとしたら、派遣社員のモチベーションはアップするのでしょうか。
中にはそれで一定期間モチベーションを保てるスタッフさんもいるかもしれませんが、恐らく根本的な解決にはならない気がします。
人には様々な欲求があり、お金以外にも仕事内容・上司からの評価・仕事を任される責任の重さ・昇進や昇格・スキルアップや人間的な成長・同僚との競争心・仕事以外のプライベートの充実など、様々な面が影響し合ってモチベーションも上がっていくからです。
そのためもし一時的に時給を上げたとしても、根本的なモチベーションアップの仕組みが改善されなければ、いずれはまた派遣社員のモチベーションが低下していくという悪循環に陥ることでしょう。
派遣社員の契約終了とモチベーション
派遣社員が特にモチベーションが低下するのが、契約終了が決まった時です。
次回の更新がされないと決まった時、必ずと言っても良いほどスタッフさんのモチベーションは低下します。
自分では頑張っていたつもりなのに評価されずに更新が拒絶された・すでに契約終了する事が決まっているのだから全力で頑張るのも馬鹿らしい、そんな気持ちが沸いてくるスタッフさんもいるのかもしれません。
例えば契約終了の理由が、派遣先閉鎖による撤退や、会社の業績不振による打ち切りであって、今いるスタッフさん全員が契約終了となるのであれば、多少は心が救われる部分もあるのかもしれません。
ですが自分だけが契約終了となると、やはり期間満了までモチベーションを保てない気持ちというのも分かる気がします。
ましてその会社のために全力で長年尽くしてきたスタッフさんであれば、その時のモチベーション低下は避けられないでしょう。
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派遣社員がモチベーションを上げるには
それでは派遣社員がモチベーションを上げるにはどのような事が考えられるでしょうか。
幾つか挙げてみます。
派遣先で目標が設定されていないからと言って、目標を捨てる事はありません。
自分の中だけで目標を作る事や、同僚と目標を共有する事も可能です。
モチベーションアップのために自分達なりの目標を設定してみましょう。
仕事ばかりの毎日を送っていると、自分の人生スケジュールが狂ってきたり、生き甲斐は何だったのか曖昧になってくる事があります。
もう一度人生を振り返ってみて、自分のやりたかった事や目標を明確に設定するようにしましょう。
派遣先でやる仕事は確かにルーティンワークも多いかもしれませんが、実際には多くの部署や職種がある事でしょう。
またそこから自分が身に付けられるスキルもある筈です。
普段の業務から少し視点を変えてみて、その派遣先で吸収できるスキルや技術がないかどうか探ってみる事もモチベーションアップに繋がることがあります。
人は何かしらの制約・制限を受けながら生きているので、いつの間にか自分が本当にやりたい事を無意識に我慢していたり、自分の夢を実現不可能な事とあきらめてしまっている事があります。
「もしも1億円あったなら何をしたいですか?」…というのはよく聞く話ですが、もし精神的・経済的に裕福であったなら本当は自分は何がしたいのか、という事を想像してみて、自分が本音としてやりたい事を見つめ直してみましょう。
ちょっとしたご褒美があると人は頑張れることがあります。
ご褒美とは言っても何万円もする買い物だけではなく、例えばお仕事帰りにショッピングに行こう・週末まで頑張ったら夕飯を贅沢してみよう、といったように、小さな事でも自分にご褒美を与えてあげる事がモチベーションアップに繋がることもあります。
普段と同じような風景に見える職場であっても、普段目を付けない点に注目してみる事で、自分なりの遣りがいや楽しみを見つける事もできるかもしれません。
例えば普段とは違った手順で仕事を進めてみる・今よりも効率よく仕事をこなす方法を見つける等、自分なりに楽しめる事を見つけてモチベーションを上げていく事もできます。
よくお金持ちであったり裕福な人ほど、仕事や商売をゲーム感覚で捉えている人がいます。
真面目な人であれば「仕事をゲームと捉えるなんて不謹慎」と考えるかもしれませんが、仕事や作業をゲーム感覚に捉える事で、仕事の進め方に興味が持てたり、気持ちがラクになったりする事があり、またそれがモチベーションアップに繋がる人もいます。
人というのは話を聞いてみないと分からない事がたくさんあります。
例えば普段は目立たない窓際の人であっても、話をしてみたら面白い人であったり、経験豊富な人であったりする事もあります。
偏見を捨てて、他人に話しかけてみたり、普段触れないような他人の人生に触れてみる事は、自分を客観的に見ることにも繋がります。
お金だけがモチベーションという人であれば、思い切って派遣会社に時給交渉を持ち掛けてみるというのも良いかもしれません。
時給交渉を持ち掛けたくらいでは契約解除にされるような事はほぼありません。
時給アップのための交渉材料を自分なりに考え(仕事量が当初より増えた・新人の研修もしている等)、最初は30~50円程度の少額から交渉を始めてみるのも良いでしょう。
毎日仕事だけをしていると、仕事だけに考えがいきがちです。
たまには仕事から解放されリフレッシュをし、頭や体を休ませてあげる事も次へのモチベーションアップに繋がります。
自分が好きな趣味などに没頭するのも良いですし、新しい事にチャレンジしてみるのも気分転換になりますね。
モチベーションを持たないという選択
ここまでモチベーションを上げる考え方について幾つか挙げてみました。
ですがここであらためて考えておきたいのは、派遣社員として働く上で、本当にモチベーションを上げて働く必要があるのかどうかという事です。
もちろんモチベーションを上げる事で自分にやりがいが生まれたり、向上心が生まれるのであれば、そのモチベーションは維持するべきでしょう。
ですが無理にモチベーションを上げようとする事で空回りしてしまったり、モチベーションが保てない自分を責めてしまうようでは、元も子もありません。
確かにどのような世界においても一般的には「モチベーションを保つことは大切」と定義されている事が多いですが、全てにそれを当てはめてしまう事は少々危険です。
そもそもモチベーションを上げる意味としては、仕事等で結果を出したり成果に繋げたいという目的があるからであり、その成果・目標を掲げられていない派遣社員にとっては、モチベーションが不要なケースもある筈です。
そのため大切な事は、モチベーションを保った方が充実した仕事ができるという人はやはりモチベーションを持つべきですし、逆にモチベーションを保とうとして不快感を感じたり、やりたい事が制限されてしまうようであれば、その時にはモチベーションを持たないという選択肢を選んだ方が良いように思います。
「モチベーションを上げる事」が本来の目的ではありません。
自分がやりやすい仕事のスタンスを見つけていきたいですね。
派遣でモチベーションが上がらない方へ
派遣社員のモチベーションについて挙げてみました。
派遣社員として働く上では、時には気持ちが落ち込んでしまったり、やる気を見いだせないような時もあるかと思います。
特に派遣社員というのは毎回の契約更新や職場での肩身の狭さなど、精神的に不安定になってしまう事もあります。
そんな時には無理にやる気を出そうとせずに、時には休養を取ったり他のことに目を向けてみる等、自分なりに気持ちを和らげてあげる方法を見つけておく事も大切かと思います。
またどうしても気持ちの転換ができない場合には、思い切って派遣先や派遣会社を変えてみるという選択肢もあります。
職場環境や人間関係・労働条件が変わる事で気持ちが心機一転することもあるからです。
特に時給等の高さや福利厚生面を考えても、できるだけ大手の派遣会社を選ぶことをお勧めします。
おすすめの派遣会社を幾つか紹介していますので参考にしてみてください。
参考記事:おすすめの派遣会社
モチベーションを意識し過ぎずに、日頃から自分らしくお仕事をしていきたいものですね。
今回は派遣社員とモチベーションについて挙げてみました。
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