派遣先から「20代の女性」のオーダーは可能?

派遣先から「20代女性」のオーダーは可能?

 

今回は派遣スタッフの年齢指定について挙げてみたいと思います。

派遣スタッフを雇い入れる際に派遣先としては派遣会社に対して様々なオーダーを出して

くるケースもあるかと思います。仕事内容や職場の年齢層・性別・スキルなど派遣先によって

希望するスタッフ像は様々であり、派遣会社としてもスタッフの選定に頭を悩まされる事も

あるでしょう。

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派遣先はスタッフの年齢を指定できる?

様々な条件がある中でもスタッフの年齢というのはシビアな問題でもあります。

管理者の中には若い年齢のスタッフの方が物事を教えやすいといった人もいますし、派遣先の上司が

30代の場合にはやはり40~50代スタッフは扱いにくいといった意見や、自分より若いスタッフの方が

指揮を取りやすいといった意見もあります。

また職種によって例えば「30歳以下の秘書が欲しい」とか「40歳以下のドライバー希望」

「20代プログラマー」など、若い年齢の方が感覚的にその仕事のスキルを吸収しやすいといった理由

の場合もあるのかもしれません。しかし実際には派遣労働者というのは全体的な平均年齢で言えば

男性:37歳・女性:33.9歳と比較的中高年の年齢層が多く(厚労省:派遣労働調査より)、

また派遣労働者は20代後半~40代のスタッフ割合が大半を占め、10代~20代前半のスタッフは

全体から見ても絶対数の少ない割合となっています。

またそもそも派遣先や派遣会社がスタッフの年齢を指定できるかどうかと言えば、やはりそれは出来ません。

派遣スタッフの年齢を指定する事は「特定行為」にあたり、好ましくない行為としてNGとなっています。

 

労働者派遣法第26条第7項

労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、

当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように

努めなければならない。

 

「派遣先が講ずべき措置に関する指針」

3 派遣労働者を特定することを目的とする行為の禁止 派遣先は、紹介予定派遣の場合を除き、

派遣元事業主が当該派遣先の指揮命令の下に就業させようとする労働者について、労働者派遣に先立って

面接すること、派遣先に対して当該労働者に係る履歴書を送付させることのほか、若年者に限ることとする

こと等派遣労働者を特定することを目的とする行為を行わないこと。

 

「派遣元事業主が講ずべき措置に関する指針」

11 派遣労働者を特定することを目的とする行為に対する協力の禁止等派遣元事業主は、

紹介予定派遣の場合を除き、派遣先による派遣労働者を特定することを目的とする行為に協力

してはならないこと。

以上のように派遣先にしても派遣会社にしても年齢制限を理由としてスタッフを選別する事は

紹介予定派遣等一部例外を除きNGとなっています。特定行為は今の所は「しないように努めなければ

ならない」と努力義務のみとはなっていますが、やはり年齢や性別などの差別をせずにスタッフを派遣

しなければなりません。たまに求人広告などを見ると「20代~30代スタッフが多く活躍しています」

「女性が多く活躍している職場です」といったように少しボカしたりあえて視点をズラした広告内容を

見かける事もよくありますが、年齢制限は特にシビアになりやすい問題なだけに各社が注意を払っている

問題とも言えます。

特定行為がNGな理由?

スタッフを採用する際に派遣先会社からすれば本音を言うと例えば、温和な性格の人が良い・男性よりも

女性が良い・年齢が若い人の方が良い・明るい性格の人が良いといったように、様々な希望があるかと

思います。ですが実際の雇用契約はスタッフと派遣会社の間で締結され、派遣先会社は実質的な雇用責任を

負わない立場でもあり、また派遣先と派遣会社の力関係を見ても派遣先の方に主導権があるのはある意味で

明らかです。特定行為を認めてしまうと派遣先は言ってしまえば採用の自由・選択権を持つ事にもなり、

結果的に派遣先の希望条件に当てはまらない派遣労働者は仕事に就く事が難しくなり、職の確保が困難に

なってしまいます。また今でも職場見学等と称して派遣先にて事前面談が行われるケースもありますが、

派遣先が事前の面接を経てスタッフを決定するという事は、直接雇用にて採用選考を行っているのと

ほぼ変わりはありません。だとすれば派遣スタッフからすると派遣会社&派遣先で二重の雇用契約が成立

しているように見なされる可能性もあり、職安法等に抵触する可能性も出てきます。

また年齢や性格・性別など細かな部分にもオーダーを付けるのであれば、それは臨時的雇用の派遣社員

ではなく、派遣先が自社にて希望通りの人員を直接雇用にて試みるべきという考え方も出来るでしょう。

労働者派遣は企業の人件費コストや事務コストを削減する為に活用されるケースも多いものですが、

派遣という特殊な形態を利用して雇用面やコスト面のリスクを削減するという目的で派遣を採用する

以上は、スタッフに対してそこまで細かな要求はすべきではないとも考えられます。

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派遣は40歳がリミット?

しかし実際の面を言えば、派遣の人事でも年齢の壁は存在します。派遣登録には確かに年齢制限はない

ですが、実際に若手と同じ数だけ仕事を紹介できるかと言えばそれは違います。経験済の人も多いかと

思いますが30代後半~40代になった時、派遣会社からの仕事の紹介が減ってきたと感じている人も

いるのではないでしょうか。それは紹介のタイミングの問題やただの自分の勘違いでも何でもなく、

やはり年齢のせいと言っても良いかと思います。実際に20代~30代の間に何の準備もなく過ごしてきて、

40代になって仕事が見つからず、毎日のように派遣や職安で職探しをしている人というのは多くいます。

職がなくなる多くの理由としてはやはり派遣先の希望条件の問題です。本音としては若い人を優先的に雇い

入れたいというのが派遣先の希望でも多く、派遣会社としてもある程度はその要望を汲み入れなければならない

事もあり、同じようなスキルであれば中高年より若い人を優先して派遣します。また派遣スタッフに

問題があるとすればやはり中高年くらいの経験豊富な年代になってくると、悪い意味でその自信が態度に

表れてしまう人も中にはいて、職場での態度が少し横柄な感じになってしまうスタッフさんもおり、年下の

管理者からすればやはり扱いにくいといったイメージが付いてしまうのかもしれません。

それでも30代後半~40代であっても全てのスタッフさんが仕事を失う訳ではなく、むしろその経験や

スキルを活かして派遣仕事をしている人達も多くいます。ヒューマンスキルを活かした人事畑や管理職

の仕事・実務経験が重視されるSE・プログラマ等の専門職・若手が苦戦しやすい苦情・クレーム応対・

体力を多く必要とせずスキル重視の経理・コールセンター・翻訳系の仕事など、中高年ならではの経験や

スキルを活かした仕事もあるかと思います。自分が将来的にどのような仕事をしていきたいか・

できるだけ早い時期に自分なりのキャリア形成を積んでおく事が大切なのかもしれませんね。

「脱」オジサン・オバサン化?

この間ある街の商店街中のコンビニに行きました。普段はスーパー利用なのでコンビニにはあまり行きま

せんが買い物はちょっとした物だったので久々にコンビニに。夕方でしたが商品を選んでレジに向かうと

レジ受付をしていたのは恐らく50代後半くらいであろう男性。胸には「研修中」の小さなバッジを付けて

いたので店のオーナーではない筈。商品の読み上げをしながら慣れない手つきでレジ操作をする姿を見て

「大変そうだなぁ。。」と応援したい気持ち反面、その背中に少し何か悲しさ哀愁を感じてしまった部分も

ありました。もちろん50代になってコンビニ店員をやる事は全然良いですし、もしかしたらその方は

その仕事を楽しんでいるかもしれないのでそれは良いですが、中高年になってからでもコンビニでアル

バイトをしなければならない裏には何かしら厳しい事情を抱えているのではと勘繰ってしまった部分も

正直ない訳ではありません。

誰しも年齢が40代以降にさしかかるとどうしても気持ちや外見・意識などが年齢と共に老けていく事が

多いですね。外見を見ても中年太り・髪の毛が薄くなる・顔にシワやたるみが出る・何をするにも行動が重い・

言動が古いといったように年齢を重ねてくると大抵の人は同じように老いていきます。自分では気づいていない

つもりでも若い人から見れば明らかにオジサン・オバサン化しており、若者から相手にされないシーン等も

増えてくる事も。。ジェネレーションギャップや年齢の違いはあれど、出来ることならもう少し若さをキープ

していたいものです。

老いると一言に言ってもその人によって遺伝や食べ物・習慣から来る「老い」ももちろんあるかと思いますが、

その他にも普段の生活や意識の持ち方次第で老いのスピードもある程度変わってくるようにも思います。

一昔前はサラリーマンとして入社から定年まで勤め上げ、勤続30年で退職金をもらって定年退職、、

みたいな方が多かったように思いますが、朝早くから満員電車に揺られ、組織の中で人間関係に揉まれ続け、

上司との酒の席でグチに付き添い、土日は疲れて寝ているだけで1日が過ぎる、、こんなストレスの強い

生活を送っていてはやはり老いが早まるのも当然なようにも思えます。もちろん仕事に熱中する

のは素晴らしい事ですが、それでも今では稼ぎ方も多様化しており、会社だけが仕事でもないので

自分なりのエッセンスや好きな事をもう少し自分の時間に取り込んでも良いのではないでしょうか。

40代以降に派遣仕事が少なくなるのは先にも書いた通りですが、そこに嘆くだけではなく自分なりの

中高年以降の道を準備して作っていくのもそれなりに楽しいと思います。

私の知り合いにはちょうど中高年の女性と男性にフードコーディネーターとフリーのカメラマンを

やっている人がいます。フーディーの女性は企業や店舗のメニュー・商品開発等に携わっていて、

カメラマンの男性は主に結婚式等の写真撮影を中心に週末だけ活動しているそうで、どちらも

なぜか意識・外見共に実年齢より若々しく見えます。もちろん全ての人が起業・独立するべきと

までは言えませんが、せっかくフリーランス感覚に近い派遣という形態を選んでいる訳ですので、

正規で働く人よりも自分なりの道やキャリアを作り易い部分もあるような気がします。

積極的に自分の好きな道を切り開いて行こうというエネルギー溢れた中高年に、老いを感じる人は

少ないのではないでしょうか。

日本は香港に次いで世界第2位の長寿国。今後も増々平均寿命は長くなっていくような気がします。

現在の平均寿命は約83歳ですが、いずれは平均寿命100歳時代も来るのかもしれませんね。

対して日本の子供の出生数は2016年には100万人を割り込み、出生率は1.44。

恐らくは残念ながら今後も出生率は緩やかに下がっていく事でしょう。

子供の数が少なくなる一方で人の平均寿命は長くなっていく事により、より1人1人の役割や

生き方が大切になっていく気がします。将来的に平均寿命が90歳、100歳になったとしても、

その時にヨボヨボで何も出来ないよりは、身体・思考共に元気で活動的であり続ける歳のとりかた

をしていきたいものです。

どのような職業を選ぶかは自由ではありますが、年齢を気にせず人生を楽しんでいけるような

歩き方が理想なのかもしれませんね。今回は派遣の年齢制限について挙げてみました。

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