派遣の給料は前借りできる?借りれるケースと理由を解説

今回は派遣の給料の前借りについて挙げてみたいと思います。

派遣社員や正社員・アルバイトであっても、生活をしていくにはある程度のお金が必要です。

食費・住居費・光熱費・通信費・交際費など生活にはあらゆるお金の出費が重なってきます。

また時には緊急時の出費や冠婚葬祭・イベントなど、多額の出費が発生する事もあるでしょう。

そんな時、会社に給料の前借りができれば助かると感じる人もいるのかもしれません。

派遣社員の場合、給料の前借りはできるのでしょうか。

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給料前借りの理由は?

給料日は会社によって毎月日にちが固定されているのが一般的です。

15日・25日・月末など、企業ごとに給料日は決まっています。

 

ですが何かしらの事情が発生した場合、お金の目途が立たず給料の前借りをしたいという人もいる筈です。

それでは給料の前借りをしたいという事情・理由にはどのような事があるのでしょうか。

  • 給料を前借りする理由
  • 体調を崩し入院が必要になった
  • 冠婚葬祭のため
  • 天災・災害で家が損壊し修復が必要
  • 家の更新料の支払いが来月に控えている
  • 生活費が足りなくなった
  • 学費・授業料の支払いのため
  • 自己投資
  • 自動車の車検でまとまったお金が必要
  • 旅行に行きたい
  • 誕生日・記念日等のプレゼントのため
  • ショッピング etc…

 

上記のように給料を前借りする理由は様々ですが、一般的には「実は緊急の出費があり、どうしても今月中に〇万円のお金が必要になった為、給料の前借りをさせて頂くことは出来ないでしょうか?」といったようにやんわりとお願いをするケースが多いように思います。

 

また仕事関連の前借り理由で言えばよくあるのが出張費の出費です。

特に頻繁に出張を繰り返す人の中にはその出張費の捻出に頭を悩ましている人もいます。

出張費は会社が負担してくれるのが通常ですが、その費用は翌月の給料日等で精算される事が多い為、清算までに出張費がかさんでしまい、金欠になってしまうという人も中にはいます。

 

また最近ではショッピングサイト等でも「後払いサービス」が流行っている風潮もあり、お金を支払う前に商品を入手でき「支払いは〇か月後でOK」といったようなサービスも注目を集めているようです。

もちろんこれは労働の賃金とは性質が全く違いますが、これらも顧客の事情を考慮した便利なサービスと言えます。

 

派遣社員は給料の前借りはできる?

さて派遣社員の場合に給料の前借りができるかどうかと言えば、それは登録をしている派遣会社の裁量次第という事になります。

基本的には会社側は契約で定められた給与支給日に給料をきちんと支払っていればスタッフの給料の前借り希望に応じる必要はなく、また前借り理由がスタッフの個人的な事情であれば、法律的にも会社が前借りに応じる必要はありません。

お小遣いが足らなくなった・ギャンブルでお金を消費してしまった・恋人とデートをするためにお金が必要になった等、スタッフの事情で前借りを希望したとしても、それに応じるかどうかは派遣会社次第という事になります。

 

ですがご存知の方も多いように、派遣会社の中で前借りや前払いサービスを実施している会社はほぼありません。

後述するように一部の派遣会社では給料の前払いにも対応していますし、離職率が高い企業では従業員の繫ぎ止めのために前借り制度を設けている会社もあるようですが、それは一部の会社です。

そのため派遣社員の方が給料の前借りをできるケースは少ないと考えておいた方が良いでしょう。

 

前借りをしたい状況というのは人それぞれではありますが、どうしてもやむ負えない事情でお金が緊急で必要になった場合には、派遣会社のコーディネーターや担当者に相談をしてみるのも良いかと思います。

またそれ以前の問題として普段から緊急時の出費等に備えて、預金や節約などお金の管理をしっかりとしておきたいですね。

 

給料の前借りは法律で認められている

辞書の写真

前述したようにスタッフや社員の個人的な事情で前借りを申請した場合には、それに応じるかどうかはあくまで会社側の裁量による所であり、支給するかどうかも会社側が判断する事になります。

しかしやむを得ない非常時・緊急時のお金が必要になったという場合には、会社が従業員の給料の前借り申請に応じる事について法律で別に定められています。

労基法25条

労働者が、出産、疾病、災害等の非常の場合の費用に充てるために請求する場合は、賃金支払期日前であっても、使用者は、既に行われた労働に対する賃金を支払わなければならない。

つまり出産や傷病・災害等の非常時の費用に充てる場合には、会社側は給与支給日前であってもその従業員に給与を支払うという事になっています。

また疾病・災害等は業務上のものだけではなく業務外の私傷病や自然災害等も含まれると解されています。

その他にも災害等で住居の変更を余儀なくされる場合や、生計を立てている人の死亡・結婚・やむを得ない事情による帰郷等も該当する事になります。

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給料の前借りが違法?

上記のように、給料の前借りについては労働者にやむ負えない事情がある場合、労基法25条により認められています。

ですが労働者に緊急の事情があったとしても、必ずしも給料の前借りができるとは限らない点に注意が必要です。

労基法25条にもあるように、給料の前借りができるのは「既に行われた労働に対する賃金」に限られます。

つまり法律において支払われる賃金は既に働いた分の給料のみとなっており、あくまでまだ働いていない未来の賃金までは借りる事ができないという事になります。

例えばやむ負えない事情があったとしても、基本的に翌々月の給料は前借りできないという事になります。

 

もし働いていない分の給料を前借りするとなると、「借りたお金をこれから働いて返す」という事になってしまいます。

会社側からすれば「先にお金を貸したのだから働いて返せ」という意味合いになり、これは強制労働とみなされる可能性もあります。

そのため給料の前借りを申請する場合には、会社側・従業員の双方が慎重に対応する必要があります。

 

派遣の給料前払い制度とは?

一方では前借りに少し似た制度として「前払い制度」を設けている派遣会社があります。

これは実際にスタッフが労働をし賃金が発生している部分の給料に対して、給与日前にスタッフの希望に応じて給与が支払われるといったものです。

派遣会社の中では、ヒューマントラストの「キュリカ」等が有名です。

キュリカを利用すれば最短で就業当日に給料の一部を駅やコンビニなどのATMで直接受け取ることが出来ます。

 

このような前払いサービスを利用する事で、派遣スタッフとしては前払いで給料を受け取ることが出来ますし、近くのATMで24時間給料を受け取ることが出来ます。

また前払いとは言っても借金とは違うので利息がかかる事もなく、労働者側からしても利用しやすいサービスと言えます。

前払いサービスを導入する企業側としても、応募者が増えたり採用費が削減される等のメリットが期待できます。

 

他にも中小の派遣会社を含めると、給料の前払いや日払いに対応している派遣会社はあります。

このような制度は事務系などのホワイトカラー職にはあまり見られず、主には肉体労働や短期・単発求人を多く抱える派遣会社が日払いや前払い制度を採用している傾向が見られます。

日払いや単発・肉体労働を繰り返しているスタッフの中には、その日暮らしとなっているスタッフもおり、金銭的に苦しい状況時などは特にこのようなサービスが多く利用されます。

また日払い対応をしている場合もあれば、今週働いた分を翌週の○曜日に支給するといった独自のルールを設けている派遣会社もあります。

 

前払いの支給額も「実労働分の給与の6割まで支給可能」といったように、支給額に上限が設けられてるケースもあるでしょう。

これは派遣会社の資金繰りの都合や、一度に多くを支給すると逃げてしまうスタッフもいる為、あらかじめ支給額の上限を設けているようです。

便利な制度ではありますが、派遣会社によっては手数料を都度差し引かれたり、月に○回までと支払回数の上限がある・○日以上の実労働日数がないと利用できない等、ルールや制限が設けられているケースも多いので、利用時にはその内容をよく理解してから利用するようにしたい所です。

 

給料の前借りアプリは便利?

「給料の前借り」と言うと、会社に頼み込んでなんとか前借りをさせてもらう、といったイメージを持つかたも多いと思いますが、最近では給料前借り系の便利なアプリやサービスがあるようです。

 

Payme(ペイミー)

Paymeは給料日を待たずに働いた分の給料を受け取れるサービス。

株式会社ペイミーという会社が運営をしています。

シンプルで使いやすい管理画面で、振込依頼をしておく事で早ければ当日中に口座に入金してもらう事ができます。

 

ほぼ日払い君

ほぼ日払い君は株式会社BANQが運営しており、働いた分の給料を受け取れる新しい仕組みです。

利用可能額もスマホやPCのアプリ上で毎日更新されており随時確認できる為、利用しやすい設計となっています。

急な出費の時など給料日を待つことなく利用ができ便利ですね。

 

これらのようなアプリや前借りサービスは、近年でも福利厚生サービスの一環として導入企業が増えているようです。

従業員側にも前借りを希望するニーズがあるでしょうし、会社側も振り込み業務などの事務処理の削減により、本業に専念できるようになるといったメリットが考えられます。

また若者などが注目しやすいこれらのアプリやサービスを利用する事で求人の差別化に繋がる利点もあるようです。

今後もこれらのようなアプリや新サービスが出てくる事で、会社の給料日を待つことなく出金ができるようになれば便利かもしれませんね。

 

派遣社員の給料の前借りまとめ

派遣社員の給料の前借りを中心に幾つか挙げてみました。

お金というのは生活していく上では欠かせないものであり、お金の使い方についてはしっかりと考えておきたいものです。

急な出費に備えて貯金をしておくなど、普段からしっかりとお金を管理する必要があります。

また次の給料日までどのくらいのペースでお金を使うか、自分なりにしっかりと計画を立てて使うようにしたいですね。

こちらの記事でも大手を中心に各派遣会社の給料日をまとめていますので参考にしてみてください。

※参考記事 派遣会社の給料日一覧

今回は派遣の給料は前借りできる?について挙げてみました。

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