派遣社員のみ制服・エプロンを着用?

派遣社員のみ制服・エプロンを着用?

 

今回は派遣先での制服について挙げてみたいと思います。

派遣先によってはその会社指定の制服を着用する事になったりエプロンを着用するように言われたり

する事はよくあることです。しかし職場内をよく見てみると正社員は制服を着ていなかったり

パートやアルバイトさんはエプロンを付けていなかったりと、その立場によって制服の着用の有無が

異なる派遣先というのを見かける事があります。またこのような光景を見て派遣スタッフの中には

これを差別的な扱いと捉える人もいるようです。雇用形態に応じて制服着用に差を付けることに

問題はないのでしょうか。

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制服についての禁止事項はないが、、

さて派遣先の正社員などが制服を着ていないのに派遣社員だけが制服を着用させられる事は問題となる

のでしょうか。実際としては制服についての禁止事項というのは派遣法等を覗いてみてもそれを直接に

禁止するような条項は見当たりません。また派遣先としてもそれは差別をしている訳ではなく、社員ごと

にひと目でわかるよう識別のために区別をしているのだと主張する人もいるようです。正社員やアルバイト・

パートは派遣先の直雇用で、派遣社員は派遣会社に雇用されたスタッフであるという理屈からすれば、

その言い分も分からない訳ではありません。

しかし今では派遣先においても均等待遇を求める声が高まっており、例えばアルバイト・パートと仕事内容

が全く同じなのに、派遣社員だけが制服を着用しなければならないというのは均等待遇面からしても

平等性に欠けていると見る事も出来ます。また制服を着用しているとなれば休憩時等にはその着替え

のために休憩時間を削らざるを得ない事も想定され、尚更平等性に欠いているとの考えられます。

派遣社員にのみ制服を着用させるための特別な理由がある場合を除き、単純に区別をするためだけに

派遣だけ制服着用を求めるというのはスタッフ間に誤解や不満が募っていく可能性もあります。

区別することに意味はある?

しかし単純な理由で派遣スタッフに制服を着用させる事に本当に意味があるのでしょうか。

例えばアルバイトやパートと同じ仕事をしていて派遣先の指揮命令者も同じであるような場合、制服の色や

着用の有無をアルバイト・パートと区別する意味が本当にあるのかどうかは疑問に思う所です。

特別な理由もないのにただ雇用形態が違うというだけで、制服着用を区別しているのであれば

それは職場でのスタッフのモチベーションや連帯感に影響を及ぼしかねないとも考えられます。

例えばその派遣先が工場で、派遣スタッフたちの業務経験が浅く、派遣先としても指示・命令をこまめに

してあげる必要があるとか、経験不足から生じる事故を未然に防ぐ目的で、直雇用者との見分けを付ける

ためにスタッフに制服着用をさせたりするというのであれば意味は分かる気もします。しかしそのような

意味もないのに無駄に区別をすることは派遣先のイメージや雰囲気としても決して良くなるとは思えません。

区別するだけの明確な理由がないのであれば、むしろ制服着用を統一したり区別をなくす事で、職場での

一体感も強まりひいては生産性の向上にも繋がるかと思われます。

制服着脱に要する時間は労働時間?

さて制服の着用を義務付けられているとすれば、休憩時や昼食時・退勤時は私服へ着替える事になる

ケースが一般的かと思います。しかし中には派遣先のパートやアルバイトは制服着用のまま休憩を取ることが

許可されていて、派遣社員だけ着替えを指示されている場合もあります。その場合には当然のことながら

派遣社員は着替えの時間分だけ休憩時間が削られている事になります。

まず仕事をするために制服の着用が義務付けられていて、休憩時にその制服の着替えを要するのであれば

その着替えの時間も当然に労働時間に算入すべきと考えられます。そのため派遣先はスタッフに着替えを

義務付けるのであればその着替え時間分の派遣料金を派遣会社へ支払わなければならないと考えられますし、

派遣会社もその着替え時間分の給与をスタッフに支払わなければならないと考えられます。

また前述したような均等待遇の義務も派遣先にはありますので、アルバイトやパートが制服着用のまま

休憩を取ることを許可されているのに、派遣スタッフだけ着替えを強いるのは均等待遇配慮に欠けている

とも言えます。派遣法でも「当該派遣先に雇用される労働者が通常利用しているものの利用に関する便宜の

供与等必要な措置を講ずるように努めなければならない。」として、会社の義務を定めています。

この派遣先の均等待遇への配慮は今のところ努力義務だけに終わってはいるものの、今後派遣社員が増加

していくに連れて増々その声は強まっていくように思います。また派遣スタッフとしてもこのような

差別的な行為に対し、派遣会社に掛け合い派遣先と改善交渉をしてもらう事や、労働局・ユニオン等

専門機関への相談を通じて自分たちで少しずつ声を上げていく事が、改善への糸口に繋がるのかもしれません。

今回は派遣社員の制服着用について挙げてみました。

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