派遣社員と派遣店員の違いは?

派遣社員と派遣店員の違いは?

 

今回は派遣社員と派遣店員の違いについて挙げてみたいと思います。

派遣店員という言葉を聞いた事がない人も多いかと思いますが、意味としてはその名の通り

派遣されて働く店員です。主には百貨店やスーパー等が派遣先となる事が多く、この派遣店員

として勤務する人も増えていると聞きます。しかし厳密にはこの派遣店員は人材派遣にはあたりません。

派遣社員と派遣店員の違いはどのような所にあるのでしょうか。

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派遣店員とは

派遣店員とは前述した通り百貨店やスーパー等が就業場所となる事が多いのですが、例えばテパートの

ケース貸しなどでよく見かける雇用形態で、派遣元が雇用し、指揮命令も派遣元が行う事になるものの、

実際の就業の場所は派遣先となっているような形式を言います。通常の人材派遣は派遣先が指揮命令を行う

事が通常ですが、派遣店員の場合には派遣先が労働者を指揮命令しないことになっています。

ですので例えば派遣先が業務上の指揮命令をしたり、派遣店員の労働時間や出退勤を派遣先が管理する時には

違法派遣となります。例えば百貨店などで当てはめて考えてみると、納入業者(メーカー・卸業者など)が

自社商品の販売のために、百貨店などの小売業者に「店員」として派遣する自社の従業員の事を派遣店員と

呼ぶことになります。

派遣店員が増える背景

しかしなぜ百貨店やスーパーはこのような派遣店員を受け入れる必要があるのでしょうか。

大きな理由としてはやはり人件費の削減が一番に上がります。最近ではアウトレットモールや

ネットショップ・通信販売・ディスカウントショップ等に押されて百貨店の売上げは低調になっている

とも聞きます。百貨店の小売店側としても自社でスタッフを雇い、教育費をかけて人を一から育てていく

よりは、即戦力として勤務してくれる派遣店員を活用してしまった方がコスパが良いという見方もあるよう

です。また人を派遣する側のメーカーや卸業者としても自社のスタッフを直接派遣する事で、自社の商品を

販売できるだけではなく、販売活動の支援といったメーカー自身の商品の販売助長にも繋がり、

なおかつ店頭で消費者と直接的な接点を持つことが出来ます。また日々売り場に立つことで自社商品の推奨

商品や売れ筋商品・死筋商品の把握が出来たり、商品企画のための情報収集などが可能になるというメリットも

享受できる事になります。つまり派遣店員の導入は派遣先である小売店にとっても派遣元であるメーカー・卸に

とっても双方にメリットが生じる形態である事から、今後も導入を検討する企業は増えていく可能性があります。

また今までの百貨店は各売り場がバラバラの商品構成や店舗デザインにするケースも多かったものですが

これを百貨店側が主導となりメーカーの商品を配置したり派遣店員を導入する事でフロアの統一感や

人件費削減などのメリットが生じ百貨店主導の運営も期待できるかもしれません。

雇用形態の境目のリスク

しかしこのような派遣店員も含め、人材派遣という雇用形態と混同されやすい形態は幾つかあります。

例えば請負・派遣店員・業務委託・出向・職業紹介・労働者供給・二重派遣など、それぞれの言葉の持つ

正確な意味を正しく理解している人は恐らく少ないかと思いますし、これらが人材派遣と混同されたり、

故意に雇用主としての法律の適用を逃れるためにこれらの形態が利用される事も少なくありません。

実際に実務においても微妙なニュアンスで使用されるケースも多く、例えば今回の派遣店員の場合でも、

派遣先が指揮命令を行えばそれは通常の人材派遣と同じであり、違法派遣とみなされる可能性も出てきます。

行ってはいけない形態(二重派遣・労働者供給など)・法律違反にならないように適切に行う必要がある形態

(請負・出向・業務委託等)など、それぞれに特性があるので法に遵守した形で正しくその制度を活用して

いかなければなりませんね。

今回は派遣社員と派遣店員の違いについて挙げてみました。

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