派遣は無期契約でもクビを切られる事がある?

無期契約でもクビを切られる事がある?

 

今回は派遣の無期契約について挙げてみたいと思います。

派遣に限らず労働契約には有期契約と無期契約があります。有期契約は一般的な派遣社員の

ように3か月毎などで期間の区切りがあり更新をし続ける事で働いていく形態ですね。

無期契約はその逆で正社員等のように期間の定めがなく働いていく契約形態です。

派遣社員としては有期契約ではいつクビになるか不安だし無期契約にして欲しいと考える人も

多いのかもしれません。

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無期雇用派遣の特徴は?

さて無期雇用とはどのような契約になるのでしょうか。主なポイントをまとめてみました。

・派遣会社に採用された時点で、派遣会社と期間を定めずに雇用契約を結ぶ
派遣先での派遣期間が終了しても、派遣会社との雇用契約はそのまま続きます。

・派遣先での勤務が中心ですが、派遣会社での勤務や待機がある
・派遣先で働いていない期間も、お給料が支払われる

派遣会社と雇用契約を締結し無期で働くとなると「派遣会社の正社員になるの?」と考える人も

いるかもしれませんが正式には正社員ではありません。あくまで無期雇用の派遣社員という扱いになります。

無期雇用の社員となると月給制になったり交通費が支給される・賞与の支給など、正社員並みの待遇が

期待できる場合もありますが、全てがそうとは言い切れません。また無期雇用となれば完全に派遣会社の

社員のような形で就業する事になるので、今までの派遣スタッフのように自分の都合で勝手に辞めるといった

事も許されなくなります。また派遣先が変わる事もあるので職場をころころ変更させられるケースも

考えられます。今の時点では派遣社員のように融通が利かず、かつ正社員ほどの待遇は望みにくい

中途半端な位置付けの雇用形態が無期雇用派遣であると言えるのかもしれません。

無期転換ルールとは?

2013年に労働契約法が改正された事により「無期労働契約への転換」という新しいルールが制定

されました。これは同一の使用者(会社)との間で有期契約が5年を超えて反復更新された場合に

その有期契約の労働者は会社に無期労働契約への転換を申し込むことができるという制度です。

2013年に施行されたルールですので、実際には5年後の2018年から申込みをする可能性のある

労働者が発生してくる事が考えられます。ただし5年を超えて雇用されていてもあくまで労働者側が

「申し込む事ができる」だけであって、会社側が無期雇用に転換しなければならない訳ではありません。

逆に言えば労働者が申込みをしなければ会社側は5年を超えても有期契約で契約を継続し続ける事ができる

事になります。

有期契約労働者が無期契約への転換を求めるための前提条件としては主に以下の2点になります。

・「同一の使用者」との間に有期契約の通算期間が5年を超える場合

・労働者が使用者に対して無期契約への転換を申し込んだ場合

この条件にあてはまる労働者に無期契約を申し込まれたとしたら、企業側はその申込みを断る事は

出来ません。そのため企業側は5年を超える前に雇い止めをしてしまう可能性も考えられます。

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確かにこの制度を利用して無期雇用が実現すれば、毎回更新の度にビクビクしてしまう派遣スタッフに

とっては長期の雇用が見込めるため、安心できる部分もあるのかもしれませんが、無期=正社員ではなく、

正社員並みの待遇になるとは限らない事や、無期雇用とは言ってもクビになる可能性が全くない訳ではない

という事にも留意しておく必要があります。

無期契約でもクビになる場合がある?

さて、期間の定めのない無期契約であればクビにならないのでは?と考える人もいるのかもしれません。

確かに一般的な3か月更新などの派遣スタッフと比較すれば、期間満了で雇い止めされるようなケースは

なくなるかもしれませんが、無期契約でもクビになる可能性はあります。例えば派遣先と派遣元の派遣契約が

切れた際でも、無期契約であれば派遣会社との雇用は続くと考えている人もいますが、100%そうとは

言い切れません。派遣契約が切られた時、賃金や雇用が保障されるかは無期契約でも例外ではなく

必ずしも保障されるものではないと考えておいた方が良いでしょう。また過去の裁判所の見解においても

派遣先との派遣契約の契約解除と同時に、労働者側も解雇の対象となってしまうケースがある事が分かります。

正社員等と同様に安易な理由で解雇にする事はもちろん出来ませんが、例えば整理解雇のように要件が基準に

合えば、派遣先との契約が解除され、また次の派遣先も見つからないような場合には無期契約でも解雇(クビ)

にされてしまう可能性はあると考えられます。したがって無期契約にしてもらう=雇用が安定するという事には

必ずしも結び付かないという事には留意しておく必要があるでしょう。

無期雇用が派遣スタッフの雇用の安定に繋がるという声も中にはありますが、大前提としてコストのかかる

スタッフをわざわざ無期で雇うメリットが企業側にあるのかどうかを考える必要があります。

派遣会社には潤沢に他にも多くの代わりになる派遣スタッフがいますし、派遣先も人を変えれば3年を

超えても派遣社員をいつまでも使う事ができます。無期契約を簡単に認めるとは限りませんし、

無期社員になったとしてもその待遇や労働条件はどのくらい改善されるのかも不透明な所です。

どうしても無期雇用を望むのであればそれも1つの道かとは思いますが、その他にも本気で転職を

考えれば正社員登用の道などは色々とある筈です。あくまで1つの選択肢として無期契約を考えて

おくのが良いのかもしれませんね。

今回は派遣の無期契約について挙げてみました。

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