ブラック会社体験談 正社員 パン屋編

ブラック会社体験談 正社員 パン屋編

H・Fさん(仮名)

パン屋と言えば、イメージ的には何だか温かく、みんなを幸せに出来る業界だと思って入社したのですが、

働いてみるとかなりハードでした。当たり前ですが朝早くからの出勤で、かといって早く仕事が終わる

わけでもなく、受注した分の製造が終わるまで延々と流れ作業が続きます。一番驚くのは、コンベヤから

流れて来る製品が床に落ちてもそれを拾ってコンベヤに戻したりすることでした。その職場はあまり清潔な

環境とは言えず、生産数を一番に考えていて消費者のことは何も考えていないような気がしました。

私は製造部門を少し経験した後、セールス部門で働きましたが、その現場は非常に厳しいものでした。

労働時間でいうと、今国会でもとりあげられていますが、月100時間を超える時間外労働など当たり前のこと

であり、その時間外労働に対する残業代についても、ノルマ達成率に応じて支払われることになっており、

いわゆる歩合給がそのまま残業代として計上されていました。そんなことは、運送業やタクシー業界では

当たり前の事かもしれませんが、労働時間の管理も外回りというこで行われておらず、実際の労働時間に

応じた金額が支払われたことはありませんでした。

また、最初から基本給を低く抑えられており、その結果、基本給を算定基礎とするボーナスもかなり少ない

金額でした。パン業界は、あまりにもハードであるため、今では中々日本人が働かないようになったこともあり、

最近では最低賃金ぎりぎりの金額で外国人労働者を雇用しているという実態もあるようです。

パンの単価は安く薄利多売の業界ですので、どうしてもハードな労働実態になるのでしょうが、

ハードであるが故に離職率も高く、同期のセールスは全員若いうちに退職しました。

私も当然退職したのですが、当時色々とお世話になった諸先輩方や上司に退職の話を持ち掛けた際、

『早いうちがいい。俺たちくらいの年代になると、家庭もあるから辞められんようになるからな。』

と、おっしゃられていた言葉が印象に残っています。食の安全が求められている現在、食品業界は、

食の安全を重要視しなければならない訳ですか、そこで働く従業員の労働環境が悪いままで食の安全性を

担保する事は難しいと思われます。経営側の立場に立てば、当然沢山の量を製造して利益を出さな

ければならないという事は理解出来ますが、低賃金で長時間の労働を強いられる環境の中で、

どれだけの従業員が消費者の事を考えて作業しているのか疑問に感じます。私は若いうちにパン業界を

退職しましたが、辞めることが出来ずに頑張って働いている中高年の方々を気の毒に感じます。

 パン業界も大変な職場ですね。確かに月100時間超の残業時間は多過ぎるように思います。

また労働時間や時間外手当を支給しない事も労基法違反です。製造工程からしてもどうしても少ない人件費で

長時間労働をする事が日常のような職場だったのかもしれませんね。まして大手が大量生産で発注をする中、

個人店のパン屋としては人件費くらいしか削れる部分はないかとも思います。そのような状況下で食の安全が

本当に守れるかと言えば確かに心配な問題です。

既に転職なされたようで転職先でご成功されている事をお祈り致します。

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