有給を取るのに利用目的を申告させられるって?

有給を取るのに利用目的を申告させられるって?

 

今回は有給について挙げてみたいと思います。

正社員からアルバイトまで一定期間就業する事で取得できるのが有給休暇です。

今までお仕事を頑張ってきたためにリフレッシュ休暇としてもらった有給ですから、心身を休める

意味でも自由に消化したいものですよね。しかし会社によっては有給の利用できる日を制限したり

有給の利用目的を申告させて、申告内容によっては有給の使用を認めない会社というのもあったと

聞きます。有給を取得する事は労働者の権利であるかとは思いますが、そのような事は許されるので

しょうか。

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有給はいつ取得するかは自由

ご存じの方も多いかとは思いますが有給をいつ取るかは労働者の自由です。

労働基準法でも「会社は年次有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない」としています。

また「ただし請求された時季に年次有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては

他の時季にこれを与える事ができる」としています。つまり労働者は好きな時に有給を取得する事ができ、

会社も労働者が請求した時に有給を取得させなければなりません。また時季変更権と言い、その日に

有給を取得されると事業の正常な運営が妨げられる時には他の日に変えて与える事ができるとしていますが、

簡単に行使できるようなものではありません。もっともいくら労働者の自由とは言っても有給を取得する

場合には周囲の人間に取得する旨を一言言ってから取得するのが礼儀として一般的です。

時季変更権が認められる要件は?

時季変更権は簡単に認められるものではありません。認められる為の要件としては

①事業の規模

②事業の内容

③その労働者の担当する作業内容・性質

④代行者の配置の難しさ

⑤労働慣行等の事情

等が挙げられます。単純に職場が忙しいとか人手が足りないといった単純な理由では有給取得を拒否

する事はできないという事になります。例えば一度に多くの社員が休むことになってしまったり、

その人しかできない重要な業務であったりして、社員の補充ができないで、会社の業務に支障が生じる場合

には他の日に変えてもらう等の対応が出来る場合もあります。

有給を取得するのに利用目的を申告させられる?

さて有給を取得するには事前に申請をしておく会社が多いかとは思いますが、その際に有給の利用目的

まで聞く事は必要があるのでしょうか。例えば有給の使用目的が旅行に行く為だったとしたら、有給の

使用を認めない等、有給の本来の性質からすれば許されるものではありません。まず会社が労働者の

有給の利用目的によって有給を取らせないのは労基法違反ですし、また会社は利用目的にまで干渉

できるものではありません。会社が時季変更権を行使できる場合に、労働者の利用目的によっては

時季変更権の行使を差し控える為に利用目的をあえて聞くのは許されるケースがあるかもしれませんが、

あくまで一般的に有給の利用目的まで確認するというのは会社に問題があるとも考えられます。

とは言っても会社の上司に利用目的を聞かれればやはり答えなくてはならない事も多いのが社会

のルールでもあります。その場合には「家庭の事情」など当たり障りのない理由で良いかと思います。

突然の病休で有給を使える?

さて長く働いていると時には突然の病気で会社を休まなくてはならない事もあるかと思います。

そんな時に事前の申請もなく当日に有給を取得する事はできるのでしょうか。

就業規則等に有給休暇の取得には事前の申請が必要である事が記載されていれば、会社は当日連絡で

休んだ労働者を有給扱いにしなくても違法という事にはなりません。しかし最近の会社では

事情を鑑みて当日連絡の場合でも有給を認めてくれている会社が多いようですね。突然の病休で

有給を取得する場合は会社にお願いをする形で話してみるのが良いかもしれませんね。

今回は有給を取得するのに利用目的を申告させられるケースについて挙げてみました。

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