派遣社員は休憩室を使えないって?

派遣社員は休憩室を使えないって?

 

今回は派遣社員の休憩室について挙げてみたいと思います。

午前の仕事をなんとか終え、お昼休憩を待ち遠しく感じる人もいるかと思います。

お手製のお弁当を持参してきている人やお店でお弁当を買ってきて食べる人・社内のコンビニで

ササっと買ってきて食事を済ます人など休憩時間の取り方は様々かと思います。

しかしそんなランチタイム等を取る休憩室の利用が派遣社員に制限がかかっていたらどうでしょうか。

スポンサーリンク

以前にあった例では

私の周囲の派遣スタッフの方々で休憩時間に休憩室が使えないという例があったそうです。

金融機関に勤めていたスタッフさんでしたが、休憩室は社員の専用室であり派遣社員は外で外食を

するかデスクで食事をとるように言われたとの事でした。

他にも休憩室は使えたとしても派遣先の正社員とは価格が違ったり、椅子とテーブルが派遣社員と

正社員で区分けされている(正社員の方が椅子が多少上質なものが使われている)・派遣先の施設の

利用ができない・医務室が利用できない・服や荷物を収納するロッカーが使えなかったという話を

聞いた事があります。

特に休憩室は派遣社員が利用できないとなると、外に食べに行かなければならなかったり、毎度外食すると

なれば昼食費もかかります。他に食事をとる場所が少しでもあれば良いですが派遣先の就業場所は様々で

適当な場所があるとは限りません。

法律では?

労働基準法では休憩時間の3原則があり、その中には休憩時間の自由利用の原則があります。

この原則は休憩時間は、権利として労働から離れることを保障した時間であるため、その休憩時間を自由に

利用させなければならないという趣旨の原則であって、もちろん派遣社員の休憩室の利用に関する趣旨では

ありません。しかし昼食は毎日の事ですから休憩室が自由に利用できないとなるとわざわざ外出して昼食を

取る事は派遣スタッフにとっても不便な感じはします。

また同じく労基法では使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少くとも45分、

8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない

とされています。確かに派遣社員に休憩室を利用させない事は違法行為とは言えませんが、

外出させて昼食を取る場合には時間的に余裕が取れず、十分な休憩が取れないケースも多々あるものです。

また十分な休憩が取れないのにタイムシートにはきちんと1時間休憩と書かなければいけない事に

納得がいかない人もいるかもしれません。

また最近では8時間勤務だとしても昼休憩45分・午後に15分の休憩を取らせる企業も多くなって

きているように思います。併せて休憩室が使えないとなると45分間の休憩時間ではかなり急ぎ足の

ランチになってしまう人もいるのではないでしょうか。

派遣法の観点では

派遣法30条の3では「派遣労働者が仕事を行う上で有用な物品の貸与、教育訓練の実施等の派遣労働者の

福利厚生等について、派遣先労働者の実情を把握し、派遣先労働者との均衡に配慮して必要な措置を講ずる

よう努める義務がある」とあります。これは均等待遇について規定されたもので、例えば派遣先の正社員と

派遣スタッフの間に物品の貸与や教育訓練・福利厚生等について差が付かないように配慮してくださいね、

という趣旨のものです。これによれば派遣社員が休憩室を利用できない事はやはり均等待遇の配慮に欠けている

とも言えるでしょう。

また厚労省の派遣ガイドラインでも

「その雇用する労働者(社員)が通常利用している診療所、給食施設等の施設の利用に関する便宜を図るよう

努めなければならない」とされています。

どちらにしても派遣会社としてはこのような待遇や福利厚生の違いの差をなくすよう、配慮する義務がある

と言えます。

実際には改善は困難なケースが多い

給与や福利厚生など、派遣会社は派遣先社員との待遇を均等にするよう配慮する義務があると言えます。

しかし実際の現場ではこのような差を積極的に埋めようとする動きはあまり感じないようにも思えます。

これはやはり上記を見ても分かる通り、派遣法規定にしても「努めるよう義務がある」とされています。

つまりは結局は努力義務に終わってしまっている部分もあり、守らなかったとしても派遣会社には

罰則規定がありません。その為積極的に待遇の差を埋めようとする動きは中々見られない事が実際です。

また派遣会社からしてみれば派遣先は大事な顧客であり、会社によっても異なりますがあまり派遣先に対して

積極的に改善要求が出来ないケースも多くあります。派遣の仕組みから言えばある意味仕方のない部分も

あるのかもしれませんが、派遣スタッフとしてはやはりこのような点もできるだけ妥協せず、

積極的に声をあげていきたいですね。今回は派遣社員の休憩室利用について挙げてみました。

スポンサーリンク



第1位【日本トップクラスの求人数】 テンプスタッフ
第2位【短期・単発求人にも強い】 ランスタッド
第3位【来社不要でWEB登録】 リクルートスタッフィング