派遣に年齢制限はある?40代・50代でも採用されるポイント

今回は派遣社員の年齢について挙げてみようと思います。

長期で派遣のお仕事をしていて、30~40代になってくると気になってくるのが年齢。

特に派遣業界では40代以降は仕事が激減する等という話もあり、実際に40代以降に仕事が減ってきたという話を聞くこともあります。

中高年の派遣社員さんの中には求人にエントリーし続けているけれども、なかなか採用に至らないといった人もいるのかもしれません。

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派遣に年齢制限はない

まず派遣登録においては年齢制限はありません。

若年者~中高年者まで誰でも登録をすることができます。

一部の派遣会社の中では登録を断られるようなケースも稀にありますが、ほとんどの場合では問題なく誰でも派遣登録ができます。

またお仕事の紹介においても年齢制限は設けられていません。

 

年齢に関係なくお仕事の機会が均等に与えられるためにも、年齢等を理由に派遣社員を特定したり年齢制限をする行為は禁止されています。

労働者派遣法第26条第7項

労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。

派遣法等でも定められている通り、年齢等を理由に派遣社員を特定したり、選別をする事はできない事になっています。

例えば派遣先の方から「30代前半の男性が欲しい」「20代女性の事務職が欲しい」といったように指定をする事は出来ませんし、またそのような特定行為に派遣会社が協力をすることも禁止されています。

 

派遣社員はスキル・経験が重視されやすい?

派遣社員の場合には「即戦力」と言われるように、スキルや経験が重視されやすい傾向もあります。

例えば中高年者であっても経験豊富であれば採用されるケースも多いですし、スキルがあれば若年者でも様々な職種に挑戦できます。

なぜ派遣先企業が即戦力を求めるのかと言えば、単純にそれが企業側のニーズに沿っているからです。

派遣先企業が派遣スタッフを求めるのは、繁忙期や閑散期などの人員調整のしやすさや、教育・採用コストの削減・正社員等の人件費の削減ができるといったように、あまりコストをかけることなく即戦力になってくれるからという理由があります。

また中高年以降に徐々に採用確率が下がってくるとしても、スキルや経験があればそれをカバーしやすいという利点もあります。

 

採用確率が高い年齢は25~34歳

派遣社員で一番採用されやすい年齢は25~34歳程度と言われています。

言い換えれば派遣社員のピーク年齢と言って良いのかもしれません。

25~34歳というのは、条件に当てはまる求人数自体が多いこともありますし、また派遣先としても出来ればこれくらいの年齢の人材を希望している事が多いかと思います。

また経験やスキルからしても、30代前後であればある程度の経験は積んでいますし、過去の社会人経験から仕事をこなせる程のスキルも備わっています。

そして何より派遣先の上司が30代~50代程度である事を想定すると、やはり20~30代くらいの年齢層が扱いやすいという事情もあるでしょう。

 

派遣社員の実際の年齢は

派遣社員の年齢割合を確認してみます。

以下は厚生労働省の「派遣労働者実態調査結果の概況」をグラフ化したものです。

実際としてはやはり30後半~40代以降は派遣社員の割合が少なくなっている事が分かります。

※厚生労働省:派遣労働者実態調査結果の概況より引用

この調査では派遣社員の平均年齢は35.1歳だそうです。

上記グラフを見て、40代以降の中高年者の派遣社員の割合が少なくなっているのには様々な理由が考えられますが、やはり派遣会社から紹介される求人数自体が少なくなってくる事や、年齢によって採用選考に通りにくくなる事も理由の1つとして考えられます。

表面的には「派遣に年齢は関係ない」とは言われますが、数字が表す現実を目の当たりにすると、必ずしも年齢制限が無いとは言えないのが実際なのかもしれません。

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担当者が思う本当の「年齢」

実際のところを事を言えば、派遣社員は中高年になってくると仕事が減ってくる事は確かかと思いますし、20代に上手くいっていた人も、中高年以降に少し身動きが取りづらくなる事も確かかと思います。

派遣会社も派遣先の年齢構成に合わせた人選を行うこともあるでしょうし、派遣先としてもあまりにも年上の派遣社員は扱いにくいと感じることもあるかもしれません。

 

ですが厳密に言えば、それは「年齢が上だから」という理由ではない気がします。

年齢そのものが上だからという理由ではなく、中高年スタッフの中には派遣先に対して「素直さ」「やる気」を存分に出し切れていない人も多いような気がします。

誤解を恐れずに言えば、実際に派遣社員に割り振られるお仕事というのは、一部の職種を除き、高度なスキルが求められる仕事は多くはありません。

むしろ派遣では誰でも取り組みやすい仕事が多く、上司の指示を真面目に聞ける素直さや、業務に熱意を持って取り組めるやる気を感じさせるスタッフさんであれば、特別なスキルや経験がなくても、担当者は派遣先に優良な人材としてアピールできる事も多いものです。

 

なまじ中高年の方は経験豊富であるだけに、中にはやる気や素直さを出すことに少し抵抗がある人もいるのかもしれませんが、それは派遣先の要望する人物像とは正反対のものとなってしまいます。

無断退職をしてしまったり派遣先と問題を起こしてしまうような派遣社員が多い中で、派遣先上司の話を素直に聞けたり業務に実直に取り組める中高年の派遣社員は、担当者からしても頼もしい存在に見えるのではないでしょうか。

 

紹介予定派遣・無期雇用派遣も30代後半は厳しい

一般派遣だけでなく、紹介予定派遣や無期雇用派遣でも年齢が中高年にさしかかってくると現実的には厳しくなります。

多くの求人を見ても「長期勤続によるキャリア形成を目的としているため」「20代が多く働いている職場です」というように、若い人材を欲していることを表している求人をよく見かけます。

また求人情報サイトの大手である「はたらこねっと」のレポートでも、「紹介予定派遣への希望・要望」という質問において、79%の人が「年齢を気にしない案件が増えると良い」と回答しているそうです。

無期雇用派遣においても大手会社の各社が広告素材に若いモデルを採用する等、やはり若い人材を希望していることが伺えます。

やはり実際としては、年齢を理由とした不採用や求人の少なさが、スタッフへの不満に繋がっているとも考えられます。

 

年齢制限を気にせず派遣のお仕事をもらうポイント

それでは派遣社員が中高年になってもお仕事を紹介してもらうにはどのようなポイントが挙げられるでしょうか。

 

①希望条件を緩める

やはり単純に言えば、自分の希望条件を緩めることでお仕事が見つかりやすくなります。

逆に中高年になって仕事条件を限定し過ぎていると、採用に至らないケースも多くなります。

 

②スキルアップを図る

中高年者の武器の1つと言っても良いのがスキルです。

若年者にはないスキルや経験を武器にして就職活動をするのも有効です。

 

③派遣会社の担当者と関係を密にする

派遣会社の担当者がスタッフに仕事を割り振るときには、条件面だけでなく普段からコミュニケーションが取れているスタッフに仕事が流れやすい傾向があります。

そのため担当者と普段から連携や連絡を取っておくと、仕事が舞い込んでくるケースもあります。

 

④中高年・シニア専門派遣会社への登録

最近では中高年・シニア専門の派遣会社もあるようなのでそのような派遣会社に登録をしてみるのも良いでしょう。

または大手派遣会社等でもシニア専門の窓口を設けている所もあります。

例えばパソナの「パソナマスターズ人材サービス」やアヴァンティスタッフの「シニア派遣」などが挙げられます。

 

⑤派遣先で中核的な存在になる

よく職場では「お局さん」的な存在の人って1人はいるかと思います。

派遣先の中には、派遣社員が職場をリードしているケースもあり、職場内でクビの憂き目にあいにくい存在になってしまう方法も考えられます。

 

⑥資格の取得

実力主義の時代とは言え、まだまだ資格の威力は有効です。

MOSや簿記・秘書検定・キャリアコンサルタントや登録販売者など、自分のキャリアアップに役立ちそうな資格の取得を検討してみるのも良いでしょう。

 

⑦副業・サイドビジネスの検討

将来の仕事が気になってしまうのは、多くは「収入」の問題です。

逆に言えば本業を賄えるくらいの副収入があれば、本業がコケてもそれほど気にならない筈です。

幸い派遣社員の場合には副業が容認されているケースも多い事から、副収入を得られる副業を築いておくのも有効です。

 

⑧若者が好まない仕事をターゲットにする

現在では若者が嫌う仕事は多くあります。

昔は人気職の1つでもあったコンビニ店員でさえ、今の若い人は敬遠する傾向があるようです。

若い方が苦手とする職をあえてターゲットにする事で、仕事が見つかりやすくなります。

 

⑨中小企業をターゲットに絞る

現在の中小企業では若年者はもとより、中高年者の労働者の確保にも苦労している所があります。

採用に苦戦している企業にエントリーする事は、当然に中高年者でも採用される確率が上がります。

 

年齢が若すぎてもダメ?

派遣のお仕事では欠かせないスキルの1つとなっているPCスキル。

今でもオフィスワーク等ではPCスキルは必須となっており、デスクワーク以外にも物流や製造など様々な現場でPCが使われています。

また派遣の求人においても基本的なPCスキルが必須となっている事も多く、慣れていない中高年者はPCができない為に不採用となるケースも珍しくありません。

 

ただし最近では若年者でさえも同じような傾向が起きているようです。

最近の若者にとってはもはやPCさえも古い一昔前のツールであり、スマホの利用が主流となっています。

そのためPCのキーボード操作を知らない若者も割といるようです。

例えばタイピング自体ができない・半角・全角の切り替えができない・カーソルが動かせないといったように、スマホに慣れ過ぎていて基本的なPC操作もできないといった人もいると聞きます。

中高年になると就職が難しくなるケースは多いものですが、今後は若年層の求人がどのように変化してくるのかも注視しておきたいですね。

 

派遣の年齢制限まとめ

派遣の年齢制限について挙げてみました。

確かに年齢が上がってくると派遣でも採用されにくくなる事は確かですが、絶望的かと言えばそのような事はありません。

むしろ自分の希望条件を変えてみたり、視点を変えることで割と簡単にお仕事をもらえる事もあります。

決して派遣社員という働き方をネガティブに捉えずに、自分にとってプラスとなるお仕事を求めていきましょう。

またこちらの記事でもおすすめの派遣会社を紹介していますので参考にしてみてください。

※参考記事 おすすめの派遣会社

何より年齢を感じさせないくらい、いつも元気に活動をしていきたいものですね。

今回は派遣の年齢制限と採用のポイントについて挙げてみました。

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